レクサス最新型「クーペSUV」がスゴい! 初のMT風「8速ギア」×斬新“ステアリング”が超イイ! 400馬力超えの高性能モデルもある「新RZ」間もなく発売へ

レクサスは2025年10月1日に開催したイベント「SENSES ―五感で感じるLEXUS体験」で、電動SUV「RZ」に搭載される新技術「iMD」を披露しました。どのような特徴を持つ技術なのでしょうか。

MTフィールで“操る”レクサス初の新技術「iMD」

 レクサスは2025年10月1日、イベント「SENSES ―五感で感じるLEXUS体験」において、新型「ES」の日本初公開とともに電動SUV「RZ」に搭載される先進技術を披露しました。

 中でも注目されたのが、走行感を擬似体験できる「iMD(インテリジェント・マニュアル・ドライビング)」システムです。

「ステアバイワイヤ用ステアリングホイール」初搭載した新型「RZ」
「ステアバイワイヤ用ステアリングホイール」初搭載した新型「RZ」

 2025年3月12日に世界初公開された新型RZは、BEV(電気自動車)専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用したプレミアムSUVです。

 ボディサイズは全長4805mm×全幅1895mm×全高1635mm、ホイールベース2850mm。低重心かつワイドなスタンスにより、BEVならではの静粛性と安定感を両立しています。

 駆動方式はFWDとAWDが設定され、上級グレード「RZ550e F SPORT」ではシステム出力300kW(407.8馬力)を発揮。航続距離や充電性能も向上し、電動化時代におけるラグジュアリーSUVの理想像を追求しています。

 さらにRZでは、レクサス初採用となる「iMD(インテリジェント・マニュアル・ドライビング)」システムを搭載。ステアリングに備わるパドルシフトを操作することで、まるでマニュアル車のように駆動力をコントロールできる技術です。

 8段の仮想ギアを設定しており、シフトアップやシフトダウンに合わせてサウンド演出が連動。エンジン車さながらのリズム感と高揚感を楽しめるよう設計されています。

 また、RZ550e F SPORTには、レクサス初のステアバイワイヤシステムを採用し、航空機の操縦かんを思わせるヨーク型ステアリングを導入。操舵角は左右約200度の範囲に抑えられ、持ち替えることなくスムーズにハンドル操作が可能です。これにより、より直感的でダイレクトな操縦感を実現しています。

 登壇したレクサスのアシスタントチーフエンジニアを務める寺田寧之氏は、RZの開発方針について「電動化は単に静かで速いだけではなく、ドライバーとクルマの感性をつなぐことが大切」と語りました。

 この理念を体現する技術として披露されたのが、iMDシステムです。

 今回のイベントでは、停車したRZの車内で、センターディスプレイに走行シーンを映し出し、それに合わせて擬似サウンドがリアルタイムで生成されるデモンストレーションがおこなわれました。

 ディスプレイ下部には特別なサブメーターが設けられ、速度やトルク、回転数などの情報が表示されることで、まるで実際に走行しているかのような臨場感が再現されていました。

 このサウンドは録音ではなく、モーター回転数やアクセル開度などをもとにその場で演算によって生成される仕組みです。

 停車時には重厚な低音、加速時には伸びやかな高音が響くなど、従来のエンジン音でもモーター音でもない「新しいレクサスの音」を表現しています。音量の変更やオン/オフの切り替えも可能で、ドライバーの好みに応じた設定が行えるのも特徴です。

 また、センターコンソールの「Mボタン」でマニュアルモードに切り替えると、ステアリング裏のパドルスイッチでシフト操作が可能になります。

 最適なタイミングで操作するとメーター上に「アップ」表示が現れ、スムーズで心地よい加速が得られます。逆にタイミングを逃すと、車両がわずかに前後に揺れる“シフトショック”のような反応が返り、ドライバーに次の操作を促すようなフィードバックが得られる仕組みです。

 このように、映像・音・操作のレスポンスを統合制御することで、BEVでありながらも“操る楽しさ”を体感できるよう設計されているのがiMDの最大の特徴です。

 寺田氏は「EVでも走る歓びや感性のつながりを失ってはならない」と語り、レクサスが提案する“感性に響く電動車”の方向性を示しました。

 今回の体験展示は、EV化が進む中でも「走る・操る・感じる」というクルマ本来の魅力をどう再構築するかを提示するものであり、レクサスが次世代モデルで掲げる“Emotion Electrified”という思想を象徴する内容となっていました。

 なお、新型RZは2025年秋以降、順次各地域で発売予定。今回披露された技術の数々が、実際の市販モデルでどのように活かされるのか注目が集まります。

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Writer: くるまのニュース編集部

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