トヨタが「新型カローラ」初公開! 斬新サメ顔×シャープなライト採用で「次世代セダン」として登場か!? グリルレスの“ツルツル顔”を装着する真相は?
2025年10月下旬より開催される「ジャパンモビリティショー2025」に向けて、トヨタが出品するコンセプトカーが登場するCMを公表しました。そこで注目のひとつとなったのが、トヨタのCMに登場する「カローラ」のコンセプトカーです。どのようなクルマになるのでしょうか。
CM制作者も驚いた「カローラコンセプト」
トヨタが自身の持つ5つのブランド(センチュリー、レクサス、トヨタ、GR、ダイハツ)のCMを作り、そこに2025年10月下旬開催の「ジャパンモビリティショー2025(JMS)」に出品するコンセプトカーを出演させるというプロジェクトをYouTube「トヨタイムズ」で発表しました。
そのトヨタのCMに登場するのが「カローラコンセプト」(仮称)です。
その姿はあまりに斬新で、CM制作者が最初に見たときに「これが『カローラ』なんですか?」と驚いたとか。
確かに、カローラだと言われてみなければ、わからないほど、従来のモデルとは異なった姿になっています。

カローラコンセプトは、他のトヨタ車同様のハンマーヘッドのヘッドライト周りのデザインを採用していますが、きつく傾斜したフロントウィンドウに、グリルレスのフロント周り、彫刻刀で掘ったようなドア下のくぼみ、細いリアランプを張り出したようなリア周りのデザインが目を引きます。
この姿を見て、思い出したのが、前回の「JMS2023」にトヨタが出品した、次世代に向けたSUVタイプのBEVコンセプトカーの「FT-3e」です。
そして、このFT-3eのデザインの特徴のほとんど(ハンマーヘッド以外)は、そのまま今回のセダンのカローラコンセプトにも当てはまっていたのです。
つまり、今回のカローラコンセプトは、次世代BEVの流れの中で登場するモデルと考えることができるのです。
実際に、カローラコンセプトのフロントにはエンジン車に必須の、ラジエター用のグリルの開口部がありません。ツルンとしたフロント周りはBEVの特徴そのものと言えるでしょう。
ちなみにFT-3eは、3000mmもの長いホイールベースに、小さくしたメカニズムを詰め込むことで、前席と後席の距離はミニバン並みのゆとりがあり、頭上空間も十分なものが確保されていると説明されています。カローラコンセプトも、同じような特徴があるのではないでしょうか。
個人的に前回のJMS2023に出品されたFT-3eは、まだまだコンセプトそのものであり、量産化には、遠い存在だと認識していました。
しかし、今回、そのデザインの流れを汲んだ、新しいコンセプトカーが登場し、しかもカローラの名前が与えられているとなると、考えを改めなければならないでしょう。
コンセプトカーの開発は継続されており、量産化は着実に近づいてきているということです。
現状、トヨタはセダンタイプのBEVを国内にリリースしていません。とはいえ、未来永劫、セダンのEVを投入しないというわけはありません。いつか必ず、セダン型のEVを国内投入することでしょう。
そして、今回、セダン型EVにカローラの名前を与えたということは、カローラのBEV版が投入されることを示唆していると考えていいはず。
そうなれば、次に公表されるのはカローラのBEVプロト。さらにその次は量産型のカローラのBEVでしょう。
そんな日が来るのを楽しみに待つことにしましょう。





































