約250万円! 日産が新型「セダン」初公開へ! 「フーガ」級の全長4.9mボディ採用&低いルーフでも“室内広々”! クーペ風なN7をJMSでお披露目
日産は2025年10月9日、10月末に開催される「ジャパンモビリティショー2025」の出展概要を発表しました。その目玉として、中国で人気を集める新型クロスオーバーEV「N7」を日本で初公開します。
中国でヒットしたクロスオーバーEV「N7」日本初公開!
日産は2025年10月9日、10月末に開催される自動車ショー「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」の出展概要を発表しました。
中国で人気を集める新型クロスオーバーBEV(バッテリーEV:電気自動車)「N7」を日本で初公開すると明らかにしました。では、どのようなモデルなのでしょうか。

N7は2025年4月に中国で発売されたクロスオーバーBEVで、現地では11万9900〜14万9900元(約256万7600〜321万円)という価格帯で販売されています。
発表からわずか12時間で1万台以上を受注するなど、販売は極めて好調に推移しました。
日産が中国の戦略的パートナーである東風汽車と共同開発したN7」は、地域のニーズに合わせて作り込まれた戦略的モデルでもあります。今回のJMS2025では日本で初公開されます。
ボディサイズは全長4930mm×全幅1895mm×全高1484〜1487mm、ホイールベース2915mmです。日本市場ではすでに販売を終了した「フーガ」に匹敵するスケール感を持ち、堂々としたプロポーションは中国の高級セダン市場で強い存在感を放っています。
エクステリアはシャープなキャラクターラインと流麗なシルエットを組み合わせた先進的なデザイン。クロスオーバー的な力強さとセダンの伸びやかさを融合させ、都市部でも郊外でも映えるスタイルに仕上げられています。
インテリアはフラットフロア設計による広々とした空間が魅力で、後席の足元や頭上スペースも十分に確保。大型ディスプレイを中心とした最新インフォテインメントやコネクティビティ機能も搭載し、生活の一部としてシームレスに使えるBEVを目指しています。
中国仕様のパワートレインは前輪駆動方式を採用し、モーターは永久磁石同期モーター(PMSM)。バッテリーにはリン酸鉄リチウム電池(LFP)が使われ、容量は58kWhと73kWhの2種類が用意されています。
58kWh仕様では最高出力160kW(約218馬力)、73kWh仕様では200kW(約272馬力)を発揮し、最大トルクはいずれも305Nm。航続距離は中国独自のCLTCモードでそれぞれ510km以上、最大635kmを実現します。
さらに充電性能も高く、急速充電を用いれば10%から80%まで約19分、30%から80%まではわずか14分で充電可能とされます。実用性と利便性を両立させた仕様は、都市生活者や長距離移動が多いユーザーのニーズに応えるものといえるでしょう。
すでに現地で高い評価を受けているN7が日本で初披露されることは、日産の電動化戦略において重要な意味を持ちます。
経営計画「Re:Nissan」に基づくグローバル展開の最前線に位置づけられたこのモデルは、JMS2025で来場者に未来のモビリティ像を示す象徴的な一台となるはずです。
Writer: くるまのニュース編集部
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