新車860万円! トヨタ「“新”3列シートSUV」待望の発売で“ニッチ層”に人気殺到! 「RAV4顔」×「レクサスRX級サイズ」で「街なかでもすれ違わない」!? 米国産「ハイランダー」が販売店でも話題に
米国から輸入販売されるトヨタ「ハイランダー」について、販売店に最新情報を聞いてみました。
ついに全国販売がはじまった「ハイランダー」。北米生産車でありながら右ハンドルなのも魅力
2026年7月1日、トヨタは米国工場で生産されたトヨタ「ハイランダー」を全国のトヨタ車両販売店にて8月1日より発売すると発表しました。
ユーザーからの反響について首都圏のトヨタディーラーに問い合わせてみました。
米国工場で生産する3列シート SUV「ハイランダー」は、2026年4月2日よりトヨタモビリティ東京において先行販売がはじまっており、この時点で全国展開について「今夏以降を予定している」と発表がありました。
日本への導入については、同年2月16日に施行された、日米交渉を踏まえた「米国製乗用車の認定制度」が活用されています。国土交通省によるこの新制度は、米国で製造され、なおかつ米国の安全性に適合する車両について、日本国内で追加の試験を行わずに販売できる仕組みです。
トヨタはこの制度を活用することにより、米国工場で生産した車両の日本導入を決定。2025年12月にはフルサイズピックアップトラック「タンドラ」、ハイランダーに加え、4ドアセダン「カムリ」の導入を目指すと発表していました。
そして今回、まずはタンドラ、ハイランダーの2車種が本制度での認定を取得し、日本国内での販売を開始することになったのです。
ちなみにハイランダーは2000年に初代モデルがデビュー。日本でも「クルーガー」のモデル名で2000年11月から2007年3月まで販売されていたので、実際に所有している(所有していた)人もいるでしょう。
そして、今回導入されるハイランダーは、2019年4月にニューヨーク国際オートショーでデビューした4代目にあたります。

日本で販売されるのは、米国生産ではあるものの、ニュージーランド向けに仕立てられた右ハンドル仕様をベースとした「Limited ZR Hybrid」グレードです。
ボディサイズは全長4950mm×全幅1930mm×全高1730mm、ホイールベース2850mmです。
ボディサイズでいえば、レクサス「RX」の全長4890mm×全幅1920mm×全高1700-1705mmと近いサイズであることが分かります。
外観は、フロントには大開口グリルとシャープなLEDヘッドランプを採用するなど、先代モデルの「RAV4」に通じる顔つきです。
内装は、3列シートを備えた7人乗りのパッケージを採用。パノラマムーンルーフやJBLプレミアムサウンドシステム、カラーヘッドアップディスプレイといった豪華装備が標準採用されている点も注目です。
さらに、3列目シートを格納すれば、約870リットルもの大容量ラゲッジスペースが出現します。
パワートレインには2.5リッターの4気筒ハイブリッドシステムを採用し、駆動方式には電気式4WD「E-Four」を設定しています。
安全面では「トヨタセーフティセンス」をはじめ、パーキングサポートブレーキやパノラミックビューモニターなどを標準装備しています。
さらに、米国基準に適合した車両として認定を受けることで、国内の保安基準への適合が認められています。
そのいっぽうで、「米国製乗用車の認定制度」を活用した少数輸入車のため、いくつかの点で日本向けの仕様変更が行われています。
具体的には、発炎筒の搭載、技術適合マーク取得済みのスマートキーへの変更、ランプスイッチの変更などです。
また、マルチインフォメーションディスプレイやナビデータはニュージーランド仕様のままとなっており、車載ナビやヘッドアップディスプレイとのナビ連携機能は使用できません。
さらに、先進運転支援システム「トヨタセーフティセンス」のロードサインアシスト機能も、地図データや標識の形状が異なるため正常に動作しない点には注意が必要です。また表示言語はすべて英語となり、ラジオの周波数帯も日本仕様とは異なります。
ただし「Apple CarPlay/Android Auto」は日本語表記のままナビ機能も利用できるため、スマートフォンのナビを普段から活用しているユーザーにとってはそれほど大きな問題にはならないかもしれません。
ハイランダーの車両本体価格は860万円です(消費税込み)。
ユーザーの反響について、7月中旬に首都圏のトヨタディーラーに問い合わせてみました。
「『ようやく全国販売が決まって嬉しい』『新制度で販売されるクルマは左ハンドルが多いけど、ハイランダーは右ハンドルで助かる』といったお声をいただいております。
現在、ご注文いただくと、ご納期は2027年1月下旬以降を見込んでおります」。
他のトヨタディーラーにも問い合わせてみました。
「『ランドクルーザー』ほど大きすぎず、『アルファード』ほどミニバンっぽくない3列シートのSUVというニッチさが人気のようです。
ほかの人とは被りたくないけど、家族も乗せるから冒険もできない、トヨタの保証もつくので安心とおっしゃっていただけました。たしかに、街中でハイランダーとすれ違うケースは少ないと思われます。
ご注文可能ではありますが、全国販売がはじまったばかりの輸入車ゆえにお時間をいただいております。現時点では2027年3月下旬以降を見込んでおります」。
大人数で乗れるSUVでありながらも、さりげなくも、ほかの人との差別化ができる。なおかつトヨタ車としての安心感や品質保証。まさに「いいとこ取り」の1台といえそうです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。









































