140馬力超え「”660cc”エンジン」搭載! ダイハツ「“軽規格超え”スポーツカー」! 「大排気量スポーツカー」並の高性能モデル「コペンRJ VGT」とは
人気レースゲーム「グランツーリスモ」には架空のレーシングカー「ビジョングランツーリスモ」シリーズが登場します。今回はダイハツが製作した「コペンRJビジョングランツーリスモ」について紹介します。
軽規格超えコペン?
20年以上販売され続けているレースゲームシリーズ「グランツーリスモ」。2025年9月24日のアップデートでは、トヨタ「ランドクルーザー(FJ40V)」や、マツダ「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」が実装されて大きな話題を集めました。
こうした現実に存在するクルマがある一方で、このゲームには世界中の自動車メーカーと協力して作成された架空のクルマ「ビジョングランツーリスモ(VGT)」が登場します。その中の一台が「コペンRJビジョングランツーリスモ」です。

グランツーリスモは1997年に発売されたレーシングゲーム。リアルな実車を操作できることから人気が爆発し、20年以上続く人気タイトルとなりました。誕生25周年となる2022年には、最新作「グランツーリスモ7」が登場しています。
グランツーリスモシリーズでは、数々のリアルな実車が登場する一方で、架空のレーシングカーであるVGTシリーズも展開しています。その中でもダイハツの協力のもとに作られているのが今回紹介するコペンRJビジョングランツーリスモです。
コペンは2002年に初代モデルが登場した、ダイハツの軽自動車規格のスポーツカーです。ホンダ「S660」の生産終了以降は日本唯一の「軽自動車のオープンスポーツカー」となっています。
現行モデルは2014年に発売された2代目です。ダイハツ独自開発の骨格構造「D-Frame」と可変バルブ機構付き3気筒ターボエンジンを採用したほか、外観を変化させることができる脱着式ボディパネル方式「Dress-Formation」を備えています。
今回コペンRJのベースとなったのもこの2代目コペンです。ただし、大型化し、軽自動車の範囲を超える全長3542mm×全幅1534mm×全高1330mmというサイズになっています。
エクステリアには、大型のフロントアンダースポイラーやオーバーフェンダー、ディフューザーなどをそれぞれ追加装備しています。これらを見ると、サイズ変更の要因がよく理解できます。またフロントボンネットには大型のエアインテークも設けられています。
リアには大型のリアウイングも装備され、スポーティな印象をさらに強めています。
パワートレインは排気量こそ軽規格の660ccのままですが、過給効率を向上させたエンジンを搭載しており、最大出力は149馬力、20.6kgf-mにまで引き上げられています。組み合わされるトランスミッションはCVT、駆動方式はFFです。
特筆すべきは車体重量600kgという軽量さです。これにより、大排気量のスポーツカーを相手にしても十分に渡り合える性能を実現していると言われています。
公式サイトでは「1960年代には名車P-5を生み、モータースポーツでも大活躍したダイハツ。コペンRJビジョングランツーリスモは、そんなダイハツの戦う遺伝子を受け継ぐ意欲作である」と述べられています。
軽規格のエンジンながら140馬力を超える出力と600kgという軽量ボディによって実現される高性能は、軽自動車の枠を超えた新しいスポーツカーの可能性を示しているのではないでしょうか。ダイハツのモータースポーツへの情熱が感じられる一台です。
Writer: くるまのニュース編集部
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