トヨタの「“2人乗れる”ちいさいクルマ」がスゴい! 軽より短い全長2.5m以下&ペダル無しで運転できるのが画期的! 「FT-Me」欧州モデルに注目!
トヨタは「FT-Me」という小型モビリティのコンセプトカーを欧州で発表しました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
軽より短い全長2.5m以下!
欧州市場では、狭い道でも快適に走行できる「マイクロモビリティ」が重要視されています。
海外メーカーからも次々に新しいマイクロモビリティが発表されていますが、2025年3月にトヨタも新しいマイクロモビリティを発表しました。
それが「FT-Me」です。

FT-Meはトヨタの欧州部門である、トヨタ・モーター・ヨーロッパが開発。全長2500mm以下と、日本の軽自動車よりも小さく、非常にコンパクト。にもかかわらず、2人が横並びで乗車可能です。
トヨタはこれまでに小型BEV「コムス」や「C+pod(シーポッド)」といった小型モデルを生み出しており、2024年のパリオリンピックにも複数のモビリティソリューションを提供しました。
こうした取り組みの影響を受け、トヨタ・モーター・ヨーロッパでは「都市生活者の進化するニーズと現代の都市環境の課題に対応する新しいモビリティ」の開発に着手。こうして誕生したのがFT-Meです。
FT-Meの運転操作は全て横長のステアリングで行うことが可能で、ペダルがないので足が不自由な人でも運転することができます。
さらに助手席側には車いすの収納スペースも設けられているのも特徴です。
コンパクトなクルマは、形状によっては視認性が悪く、周囲の状況が確認しづらいモデルもありますが、FT-Meは360度視認性コンセプトを採用。
フロントモニターに車両周辺の映像が映し出されており、目視と合わせることでより安全に運転できるようになっています。
FT-Meはサステナビリティなマイクロモビリティということでも注目されており、車両のほとんどの部品はリサイクルプラスチックなどリサイクル素材を使用。一般的な都市型モビリティよりも二酸化炭素排出量を大きく削減することを目指しています。
また、1km当たりのエネルギー消費量は一般的なBEVと比較して3分の1に抑えられています。
さらにルーフにはソーラーパネルを搭載しており、太陽光でメインバッテリーの充電が可能。1日当たり20~30km分のエネルギーが蓄えるとされています。
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FT-Meはあくまでコンセプトモデルということで、価格はもちろん、リリースするかどうかといった情報も発表されていません。
日本でも都市型モビリティの需要が増していることもあり、市販化された場合は日本導入される可能性があるでしょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。



























