国道20号「日野バイパス」延伸区間が開通! 「八王子クランク&渋滞」解消まで一歩前進!? 日野〜高尾の「完全別ルート」“部分開通”でJR豊田駅も便利に
国道20号の「日野バイパス(延伸)」が暫定開通します。一体どのようなバイパスで、開通したらどう便利になるのでしょうか。
延伸区間の「はじまり」が開通
国道20号の「日野バイパス(延伸)」が2025年9月30日の午前10時に暫定開通します。
一体どのようなバイパスで、開通したらどう便利になるのでしょうか。

国道20号は東京都中央区の日本橋から長野県塩尻市までを結ぶ国道です。長野県内まではいわゆる「甲州街道」と呼ばれます。
東京都内の区間では世田谷区の北部、高井戸を過ぎると、調布や府中、国立、日野などJR中央線や京王線沿線の主要地域を経由して八王子方面へと抜け、高尾まで至ります。
高井戸から府中までは、広い2車線を無理やり拡幅した狭い4車線が続きますが、国立市に入ってすぐの中央道至近の「国立インター入口」交差点からは8.1kmの「日野バイパス」がすでに開通済み。JR八高線の北八王子駅付近で現道に接続。そこまでは比較的広くて走りやすい4車線で通過することができます。
さて、この日野バイパスですが、中央線をまたぐ跨線橋の手前、「坂下」交差点付近から南西に逸れる新ルートが延伸開通する予定で、事業が進んでいます。
この新ルートは、中央線の南側を通るかたちで現道とは全く違う経路をたどり、さらに京王線の北野駅付近で「八王子南バイパス」(9.6km)と直結。現道の南を並走する形で圏央道「高尾山IC」までを結びます。
現在、国道20号の八王子市内は朝夕になると混雑しており、また国道16号などをはじめ、交差する道路も非常に多く、さらには複数のクランクが続き、走りづらい線形となっています。
日野バイパスの延伸と八王子南バイパスが開通すれば、クランク形状や渋滞する八王子市内を丸ごとパスすることができ、東京〜山梨・長野方面の長距離ドライバーにとっては大きな負担軽減になるほか、中央道の八王子IC付近の渋滞も減少することが見込まれます。
さて、今回開通するのは、日野バイパス延伸区間のうち、坂下交差点から豊田小学校手前の「一番橋北」交差点までの約1.2km程度の区間。暫定的に2車線で通行できるようになります。
その先もすでに用地は確保されており、一部は暫定的に市道として解放。国立インター入口から浅川に沿って、JR豊田駅の南側エリアのアクセスが向上します。
Writer: くるまのニュース編集部
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