室内空間の広さや使い勝手の良さが魅力のミニバン。

　ファミリーカーとして根強い人気を集めています。

　トヨタ「アルファード」や「ヴェルファイア」には手が届かないため、なるべく安く乗れるミニバンが欲しいという人もいるでしょう。

　予算が300万円以下の場合、ミニバンの選択肢は複数あります。

　本記事では、300万円以下で購入できるおすすめミニバンを3車種紹介します。

「セレナ」は、271万9200円から購入できる日産の人気ミニバンです。

　日本自動車販売協会連合会（自販連）が公表している、2025年1月〜6月の「乗用車ブランド通称名別順位」では、新車販売台数3万8921台で全乗用車のなかで13位となっています。

　予算300万円以下の場合、Xの2WD・4WDとXVの2WDモデルを購入できます。

X（2WD・8人乗り）：271万9200円
X（4WD・8人乗り）：298万5400円
XV（2WD・8人乗り）：298万8700円

　Xはベースグレードですが、上質さがあり、プロパイロット（運転支援技術）や電動パーキングブレーキなど、標準的な装備はしっかりと備わっています。

　XVはXよりも快適性が優れており、両側ハンズフリーオートスライドドアなどが標準装備されているのが特徴です。

　予算300万円以下でセレナのXかXVで迷った場合、価格と機能性などのバランスを考えるとXVのほうがおすすめです。

「フリード」は、5ナンバーサイズのホンダの人気コンパクトミニバンです。

　2025年1月〜6月の「乗用車ブランド通称名別順位」（自販連公表）では、新車販売台数4万9094台で全乗用車のなかで4位となっています。

　予算300万円以下の場合、以下のグレードから選べます。

AIR（2WD・6人乗り）：262万3500円
AIR（4WD・6人乗り）：285万4500円
AIR EX（2WD・6人乗り）：281万2700円
AIR EX（2WD・7人乗り）：285万6700円
CROSSTAR（2WD・5人乗り）：292万8200円
CROSSTAR（2WD・6人乗り）：297万2200円
※CROSSTARは3ナンバー

　上記のグレードは、いずれも「Honda SENSING」を標準搭載。ただし、AIRとCROSSTARはデザインが異なり、CROSSTARは全幅1700mm以上のため3ナンバー扱いです。

　CROSSTARは、本革巻ステアリングホイール＋本革巻セレクトレバーや、USBチャージャー（Type-C）が運転席と助手席シートバック上部に標準装備されているので、上質さや快適性が優れています。

　なお、AIR EXは7人乗りモデルもあるため、大人数を乗せることが多い方におすすめです。

「シエンタ」は、5ナンバーサイズのトヨタの人気コンパクトミニバンです。

　2025年1月〜6月の「乗用車ブランド通称名別順位」（自販連公表）では、新車販売台数5万6882台で全乗用車のなかで3位となっています。

　シエンタはガソリン車とハイブリッド車があり、それぞれ3種類のグレードを展開しています。

　以下のように、予算300万円以下であれば、シエンタは選択肢が豊富です。

X（2WD・5人乗り）：199万5200円
X（2WD・7人乗り）：203万5200円
G（2WD・5人乗り）：233万7500円
G（2WD・7人乗り）：237万7500円
HYBRID X（2WD・5人乗り）：239万円
HYBRID X（2WD・7人乗り）：243万円
HYBRID X（E-Four・5人乗り）：258万8000円
HYBRID X（E-Four・7人乗り）：262万8000円
Z（2WD・5人乗り）：264万6600円
Z（2WD・7人乗り）：268万6600円
HYBRID G（2WD・5人乗り）：268万7500円
HYBRID G（2WD・7人乗り）：272万7500円
HYBRID G（E-Four・5人乗り）：288万5500円
HYBRID G（E-Four・7人乗り）：292万5500円
HYBRID Z（2WD・5人乗り）：299万6600円

　シエンタは、よくフリードと比較されますが、コスパを考えるとシエンタがおすすめです。

　フリードは300万円以下だとハイブリッド車を選択できませんが、シエンタは300万円以下で上級グレードのHYBRID Zを購入可能。HYBRID XやHYBRID Gの場合は、E-Four・7人乗りモデルも300万円以下で手に入れられます。

　シエンタのハイブリッド車は、25.3km/L～28.4km/L（WLTCモード）なので、家計に優しいのも魅力です。

　300万円以下のミニバンで車種選びに迷った場合は、ブランド力や信頼性に優れており、コスパが良いシエンタを候補に入れてみるといいでしょう。

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　予算を350万円まで上げられる場合、トヨタの「ヴォクシー」を選択肢のひとつに入れてみてもいいでしょう。

　ヴォクシーはトヨタの「ノア」と並ぶ人気があり、自販連が公表している2025年1月〜6月の「乗用車ブランド通称名別順位」では、新車販売台数39,565台で全乗用車のなかで12位となっています。

S-G 2WD（7人乗り）：309万円
S-G 2WD（8人乗り）：309万円
S-G 4WD（7人乗り）：328万8,000円
S-G 4WD（8人乗り）：328万8000円
S-Z 2WD（7人乗り）：339万0000円
HYBRID S-G 2WD（7人乗り）：344万円
HYBRID S-G 2WD（8人乗り）：344万円

　上記のように、予算350万円以下であれば、上級グレードのS-Z 2WD（7人乗り）も選択肢に入ります。

　ハイブリッド車を希望する場合は、エントリーモデルのHYBRID S-G 2WDを購入可能。エントリーモデルとはいえ、必要な装備は搭載されており、上質かつ快適なドライブを楽しめます。