全長4.2m! 日産の斬新「“4人乗り”クーペ×商用バン」! ガバッと開く「観音開きドア」だらけの衝撃モデル!「ひろびろ荷室」で使い方“無限大”の若者向け「タウンポッド」に大注目!
日産が2011年に公開した斬新なモデル「タウンポッド」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
全長4.2m! 日産の斬新「“4人乗り”クーペ×商用バン」
2025年10月30日から11月9日にかけ、国内最大のモーターショー「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)2025」が開催されます。
過去のモーターショー同様に、今年もさまざまなコンセプトカーの展示が行われ、来場者の注目を集めることでしょう。
今回は、2011年に開催の「第42回 東京モーターショー」に日産が出展して話題を呼んだコンセプトカー「タウンポッド」について改めて振り返ります。

タウンポッドは、日産が開発したEV(電気自動車)。
「乗用車の快適性と商用車の実用性を両立させたEV」というコンセプトのもと、今までのスタイルにとらわれない新しいタイプの若い起業家をターゲットに定めて開発されました。
タウンポッドのボディサイズは、全長4230mm×全幅1780mm×全高1640mm。コンパクトな全長に広々とした全高を組み合わせています。
最大の特徴としては、「スタイリッシュなクーペ」と「ルーミーな商用バン」を融合した、新感覚のエクステリアが挙げられます。
左右ドアやテールゲート、さらには屋根まで“観音開き”としたことで、狭い場所での乗り降りや積み下ろし、長尺物の積載性を飛躍的にアップさせているのが見どころです。
インテリアもユニークで、ダッシュボードにデュアル・スクリーン・ディスプレイを搭載。メディア再生や温度調節といった車内環境の操作から、速度やバッテリー残量などの各種情報の確認も可能となっています。
最大乗車定員は4人ですが、リアシートを前席のシートバックに収納することで後部スペースを最大化し、大容量の荷室として活用できる点も画期的でした。
さらに、車内のいたるところに穴の開いたゴム製の球体「パック」を取り付けることができ、カップホルダー、携帯電話ホルダー、小型テーブルなど、規格に合ったアクセサリーを自由に装着できるカスタマイズ性の高さも特徴です。
その他、カーナビゲーションシステムがスマートフォンのスケジュール情報と連動し、道案内を含む移動計画を自動的に組み立ててくれるという、当時として画期的な機能も備わっていました。
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このように、クーペのパーソナル性と商用バンの実用性、そして乗用車の快適性を取り揃えて開発された、タウンポッド。
4か所の観音開きドアを筆頭に、斬新な機能性が満載のユニークな1台となっています。
出展から約14年が経過した現在も残念ながら市販化は果たしていませんが、2025年現在から見ても魅力的な特徴を備えていることは間違いありません。
2025年10月に開催される「ジャパンモビリティショー2025」でも、日産がどんなコンセプトカーを発表してクルマ好きを驚かせてくれるのか、今から期待が高まります。
Writer: パワーボム
関西大学社会学部卒業後、某CS放送局運営のメディアにてライターとしてのキャリアをスタート。自動車ブログの立ち上げから携わり、主にトヨタ車やレクサス車、キャンピングカーを中心に取材記事を多数執筆する。































