メルセデス・マイバッハが新「超高級セダン」発表! “オーロラ”をイメージしたボディカラーに今や貴重な「V12エンジン」搭載! 超希少モデル「S680 エディション・ノーザン・ライツ」とは
メルセデス・ベンツ日本法人は2025年9月19日、特別仕様車「メルセデス・マイバッハ S680 エディション・ノーザン・ライツ」を発表し、同日から発売しました。どんなクルマなのでしょうか。
限定5台の「エディション・ノーザン・ライツ」が持つ特別な魅力
メルセデス・ベンツ日本法人は9月19日、特別仕様車の「Mercedes-Maybach S 680 Edition Northern Lights(メルセデス・マイバッハ S680 エディション・ノーザン・ライツ)」を発表し、発売しました。
同日より全国のディーラーで注文を受け付け、納車は9月下旬以降を予定しています。

電動化が進んでもメルセデス・ベンツの顔であり、最上級セダンに君臨しているのが「Sクラス」です。そのメルセデスには「マイバッハ」ブランドがあり、現在はSクラスをはじめ、「SUVのSクラス」と称される「GLS」、さらに最上級EV SUVの「EQS」にもマイバッハが設定されています。
マイバッハは2002年にメルセデス・ベンツの高級ブランドとして復活しましたが、2012年にいったん廃止。その後2014年の「ロサンゼルスオートショー」と「広州モーターショー」で「メルセデス・マイバッハ」として再復活を果たしました。現在は、SクラスやGLS、EQSといった最上級モデル群を担うサブブランドという位置づけになっています。
今回登場した「メルセデス・マイバッハ S680 エディション・ノーザン・ライツ」は、全国限定5台の希少モデルです。
最大の特徴は、北極圏の白銀の大地と幻想的な紫のオーロラをモチーフにした特別な2トーンカラー「MANUFAKTUR(マヌファクトゥーア)オパリスホワイト(メタリック)/MANUFAKTURノーザンライツ・バイオレット(メタリック)」をまとっていること。
マヌファクトゥーアはメルセデス・ベンツのハイエンドモデルを対象とするパーソナライゼーションプログラムで、熟練職人が手作業で塗装や刺繍などを施す高度なクラフトマンシップが特徴です。

エクステリアには「ダークシャドウグロス」のマイバッハエンブレムやフロントグリル加飾、21インチ鍛造アルミホイールなどを装備。ウインドウモールやドアミラーなどもブラックパーツで統一され、ディテールを引き締めています。
インテリアはナッパレザーやウッドトリムを贅沢に使用し、通常は有償オプションとなる「MANUFAKTURローズグレー/ブラック(ナッパレザー)」を標準採用。
後席は左右独立の「ファーストクラスパッケージ」となり、クーリングボックスやシャンパングラスも備わるなど、極上のショーファードリブン空間を演出しています。
パワートレインは、6リッターV型12気筒ツインターボ「M279」エンジンを搭載。最高出力612馬力・最大トルク900Nmを発生し、9G-TRONICトランスミッション(9速AT)と4WDシステム「4MATIC」を組み合わせることで、余裕のある走行性能を実現します。
さらに「Burmester(ブルメスター)ハイエンド 4D サラウンドサウンドシステム」を標準装備。従来の3Dサウンドを超え、シートに組み込まれたエキサイターが乗員の身体に直接振動を伝えることで、よりエモーショナルな音響体験を楽しむことができます。
販売台数は5台のみで、車両価格(消費税込)は5700万円。基本的にはオーダー順で販売されます。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。

































