軽自動車よりもひと回り大きく、日常の使い勝手と走行性能を高い次元で両立するコンパクトカーは、日本の自動車市場において根強い人気を誇るカテゴリーです。

　そのなかでも日産「ノート」は、コストパフォーマンスと実用性を兼ね備えた代表的な存在として、幅広い層から支持を集め続けています。

　そんなノートには複数の車種及びグレードが展開されていますが、なかでも最も高価なモデルにネット上では多くの反響が集まっています。

　2005年に初代が登場して以降、ノートはスタイリッシュで扱いやすいデザインと爽快なドライビングフィールによって多くのファンを獲得してきました。

　現行の3代目は2020年11月に発表され、刷新されたプラットフォームに加えて、全車に日産独自の電動パワートレイン「e-POWER」を採用。

　エンジンは発電専用とし、駆動は常にモーターが担うというユニークな仕組みによって、レスポンスに優れた加速と高い燃費性能を実現しています。

　さらに2021年には高級感を重視した「ノート オーラ」や、モータースポーツのノウハウを注ぎ込んだ「ノート オーラNISMO」が追加され、シリーズは一気に拡充。

　2023年12月と2024年6月にはそれぞれマイナーチェンジを受け、デザイン性や機能性がさらに進化しました。

　そして2025年8月28日には最新の一部仕様向上が実施されました。

　今回の改良では、衝突回避を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の検知範囲が大幅に拡大され、安全性能が一段と強化。

　また、後席に人や荷物を置き忘れないよう注意を促す「後席リマインダー」も標準化され、安心感を高めています。

　さらに、専用ホイールやメタル調ミラーカバー、次世代素材「TailorFit」を採用した新グレード「AUTECH LINE」も登場し、選択肢の幅がいっそう広がりました。

　そんなノートシリーズの数あるバリエーションのなかでも頂点に立つのが「ノート オーラNISMO tuned e-POWER 4WD」です。

　全長4120mm×全幅1735mm×全高1505mmと、ベースモデルのノートよりややワイド＆ロングなプロポーションを持ち、専用デザインのグリルやリヤバンパーが与えられることで、ひと目でNISMOモデルと分かる迫力のスタイルをまとっています。

　室内にはスポーティなレッドアクセントが施され、オプション設定の「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」によって高品質な音響空間を楽しむことも可能です。

　さらに、12.3インチの専用ディスプレイやワイヤレス充電、前席シートヒーターなど、快適性と利便性を両立する装備が揃います。

　RECARO製スポーツシート（メーカーオプション）を選べば、走りをさらに意識したインテリアに仕上げることもできます。

　安全面では、高速道路でのドライブをサポートする「プロパイロット」や、全方位で危険を察知する「360度セーフティアシスト」を標準装備。

　緊急停止支援やSOSコール機能によって、有事の際にもドライバーをサポートしてくれます。

　パワーユニット最高出力は82PSを発生する1.2リッター3気筒エンジンと、2基のモーターを組み合わせたe-POWERを搭載。

　発進から加速までスムーズで力強い走りを実現し、4WDならではの安定感も備えています。

　その価格（消費税込み）は353万1000円とプレミアム感や走行性能、充実した安全装備を考えれば納得できる設定といえるでしょう。

　実際にネット上では「デザインが精悍でノートとは思えない」「コンパクトカーでここまでの装備は贅沢すぎる」「価格は高いけれど、それに見合う価値があると思う」といった声が聞かれます。

　また、「BOSEの音響が気になるからぜひ試してみたい」「RECAROシートが選べるのは嬉しい」「雪道で4WDの安心感があるのは大きい」「プロパイロットが標準なのは心強い」「街乗りから高速まで万能に使えそう」「AUTECH LINEもいいけどNISMOは別格」「走りを楽しめるコンパクトカーは貴重だ」といった感想も寄せられており、ユーザーの期待値が非常に高いモデルといえるでしょう。