日産が「新“FR”スポーツカー」発表! “Z32”な旧車デザイン&400馬力超え「V6TT」搭載! “深夜の紫”採用した「Z」のヘリテージエディション米国に登場
日産の北米法人は2025年9月10日、「Z」(日本名:フェアレディZ)の愛好家が毎年集まるイベント「ZCON」で、レトロな雰囲気に仕立てた「Zヘリテージエディション」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
レトロデザインのZ!
日産の北米法人は2025年9月10日、「Z」(日本名:フェアレディZ)の愛好家が毎年集まるイベント「ZCON」で、レトロな雰囲気に仕立てた「Zヘリテージエディション」を発表しました。
Zは、日産の走りへの情熱を象徴するスポーツカーです。1969年の初代デビュー以来、世界中のファンを魅了し続けています。
現行モデルは2022年発売の7代目にあたり、伝統的な要素と最新技術を融合させ、時代を超えて愛される存在へと進化を遂げています。

今回発表されたZヘリテージエディションは、特に人気が根強い北米市場に向けたモデルで、4代目の「300ZX」(Z32型、1989〜2000年)に敬意を表した意匠が随所に取り入れられており、往年のファンを懐かしさで魅了すると同時に、新世代のユーザーにはZの伝統を新鮮に伝える仕様となっています。
エクステリアでは、ブロンズカラーの19インチRAYSホイール、カーボンファイバー製リアスポイラーに配された「TWIN TURBO」バッジ、そしてボディサイドに施されたブロンズカラーの「TWIN TURBO」グラフィックが専用装備となります。
ボディカラーには、現地仕様で従来設定のない「ミッドナイトパープル」を採用。深みのある特別色が組み合わされることで、より味わい深く重厚な雰囲気を漂わせています。
インテリアでは、専用のドアキックプレートやフロアマットを装備。細部にヘリテージエディションの証をあしらうことで、所有する喜びを一層高めています。
パワートレインは、通常モデルと変わらず最大出力405馬力・最大トルク475Nm(北米仕様は400hp・350lb-ft)を発揮する3リッターV型6気筒ツインターボエンジン「VR30DDTT」型に6速MTまたは9速ATを組み合わせです。駆動方式はFR(後輪駆動)です。
このヘリテージエディションは2026年モデルからパッケージオプションとして設定され、9月下旬に発売される予定です。
対象となるのは足回りを強化した「パフォーマンス」グレードで、価格は5万2970ドル(約780万円)。ヘリテージエディション装着車は5万5910ドル(約820万円)です。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。



































































