ホンダ新型「軽ワゴン」発売! 最上級より「約50万円オトク」だけどメーカー初&軽自動車初の「画期的な機能」搭載! まさかの“ナビ無し”内装のシンプル仕様! 「N-ONE e:」最安モデルとは?
ホンダは2025年9月11日、新型軽乗用EV「N-ONE e:(エヌワン イー)」を発表しました。なかでも最安モデルの「e:G」は、どのようなクルマなのでしょうか。
初の技術もり沢山! 新発売の軽ワゴン「最安モデル」とは?
ホンダを代表する軽自動車のひとつ「N-ONE」。そのN-ONEを電動化した新型「N-ONE e:」が、2025年9月12日に発売されました。
ホンダの軽乗用車としては初の電気自動車であり、Nシリーズでは「N-VAN e:」に続く第2弾となります。
そんなN-ONE e:のなかで、最も安価なモデルとは一体どのようなクルマなのでしょうか。

N-ONE e:は、「e:Daily Partner(イー・デイリー・パートナー)」をグランドコンセプトに掲げ、日常の移動をより活発で快適にする“暮らしのパートナー”を目指して開発されました。
愛着を抱かせるエクステリアデザインや、ホンダの基本思想である「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)」を、初代「N360」から受け継いでいます。
さらにEVならではの力強くクリーンな走りと高い静粛性、一充電あたり最大295kmの航続距離によって、幅広いユーザーに支持される軽ワゴンEVを実現しました。
パッケージングは従来のN-ONE同様に広い室内と高い利便性を確保。
薄型化されたバッテリーを床下に配置することで、大人4人が快適に乗れる空間を実現しています。
リアシートを倒せばフラットな荷室に、座面を跳ね上げれば背の高い荷物も積載可能。多彩なシートアレンジにより、従来モデルと同等の実用性を備えています。
そんなN-ONE e:ラインナップのなかで、もっとも手頃なエントリーモデルが「e:G」です。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1545mm、ホイールベース2520mmで、他グレードと共通。
外観はN-ONEのデザインをベースに、EVらしいクリーンさを表現しています。
フロントフェンダーやテールゲートを張りのある曲面で仕上げ、上質感と安定感を両立しています。
e:Gグレードには、ピューターグレーの14インチスチールホイール+ハーフキャップが装備されます。
インテリアは、薄型のインパネ造形により開放的な空間を演出。前方視界も広く、運転時の安心感につながります。
さらにe:Gではナビレス仕様を採用し、インパネ上部をフラットにすることでシンプルかつ視界の良い室内空間を実現しました。
Bluetooth接続による音楽再生も可能で、必要に応じて純正8インチディスプレイオーディオをディーラーオプションで装着できます。
安全装備では「Honda SENSING」を全車標準装備。
軽自動車として初の「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」や「衝突後ブレーキシステム」を採用し、安全性を高めています。
パワーユニットは最高出力64ps・最大トルク162Nmを発生するモーターと、82.7Ahのバッテリーを組み合わせ、WLTCモードで295kmの航続距離を実現。
充電は普通充電で約4.5時間、急速充電(e:Gはメーカーオプション)なら約30分で可能です。
バッテリー冷却・加温システムにより、季節を問わず安定した性能を発揮します。
さらにAC外部給電器「Honda Power Supply Connector」を使えば、最大1500Wまでの給電も可能です。
走行面では、ホンダの軽乗用車として初めてシングルペダルコントロールを採用。
アクセルペダルだけで加減速から完全停止までを行えるため、街中の走行や駐車時におけるペダルの踏みかえの煩わしさを軽減し、日常のドライブを快適にします。
なお、N-ONE e:Gの価格(消費税込み)は269万9400円。最上級グレード「e:L」(319万8800円)との差額は49万9400円となっています。
さらにN-ONE e:は国のCEV補助金(57万4000円)の対象で、エコカー減税1万5600円に加え、自治体によっては追加補助も受けられるため、実質的には定価よりも安価に購入することが可能です。
Writer: 紫苑玲
栃木県在住。新車、軽貨物、車の中古買取相場、テック、金相場などのジャンルで記事を執筆するフリーランスライター。ドライブが趣味。SUVとスポーツカーの2台を使い分け中。自宅前が登山道のため、緊張感がある車生活を送っている。






















































