斬新「日本の“ミニクーパー”」がスゴイ! 丸目な“レトロ風デザイン”に「専用ホイール」&波形っぽい「専用ロゴ」採用! “特別仕立て”を盛り込んだ「カムデンエディション」とは?
日本市場における輸入車ブランドの中で一番人気のBMW MINI。なかでも「クーパー」の3ドアと5ドアには、かつて日本の顧客向けに特別な仕立てを施した日本専用モデルが設定されていました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
“日本だけ”のミニとは?
BMW MINIは、日本市場における輸入車ブランドの中でも圧倒的な存在感を放っています。
JAIA(日本自動車輸入組合)が発表する「外国メーカー車モデル別新車登録台数順位」において、2016年下半期から最新の2025年上半期に至るまで、MINIは常に首位を守り続けています。
直近の2025年上半期(1月~6月)においても9579台を記録し、堂々たるトップの座を維持しました。
そんなMINIには、かつて日本の顧客向けに特別な仕立てを施した日本専用モデルを展開していました。

そのモデルとは、2024年1月に発表された「MINI Camden Edition(カムデンエディション)」です。
MINIは、BMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)時代のMINIをモチーフとした丸目が特徴的なレトロ風のデザインを纏い、BMWがイチから開発したコンパクトカーとして初代モデルが2001年に登場しました。
その後、現在展開されている2024年3月に登場した4代目に至るまで、その個性的なデザインと軽快なハンドリングを継承し、“MINIらしいドライビングの楽しさ”を体現しています。
なお、カムデンエディションのベースモデルとなっているのは、2013年から2023年まで展開されていた3代目のなかでも、2021年にマイナーチェンジを受けた“後期モデル”に設定されました。
カムデンエディションの名称にある“カムデン”とは、イギリス・ロンドン北西部に位置する街の名前です。
ブリットポップの全盛期を象徴するカルチャーの発信地であり、音楽とクラブ文化の中心として知られています。
その活気あふれる街の雰囲気をモチーフにしたこのモデルは、音楽をテーマにした専用ロゴを各所にまとい、通常モデルとは一線を画す存在感を放っています。
ボディカラーは「MINI Yours エニグマティック・ブラック」「ナノク・ホワイト」「ルーフトップ・グレー」「チリ・レッド」の4色から選択でき、クローム部分はピアノブラック仕上げとすることで、ブラックルーフとの一体感を高めています。
さらに、専用デザインの17インチ「ルーレットスポーク2トーン」が足元を引き締め、スポーティでユニークなキャラクターを際立たせています。
フェンダーガーニッシュやサイドシルガーニッシュには音楽の波をイメージした「CAMDEN Edition」のレタリングが施され、インテリアサーフェスにも同様の装飾を加えることで、車内外に特別感を演出しています。
なお、このカムデンエディションはMINI「クーパー」の3ドアと5ドアをベースに展開され、パワートレインはガソリン仕様のクーパーとディーゼル仕様の「クーパーD」から選択可能です。
当時の価格(消費税込み)はクーパーの3ドアが407万円、クーパーDの3ドアが420万円、クーパーの5ドアが419万円、そしてクーパーDの5ドアが432万円と設定されていました。
※ ※ ※
BMWグループの一員となった2002年以降、MINIは「プレミアム・スモール」という独自のポジションを築き上げ、世界中で高い人気を獲得してきました。
そのなかでも、日本市場だけに向けた仕様が用意されるのは大変珍しく、特別感の高い一台といえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。











































