日産「新SUV」公開! 650馬力超え「V6TT」搭載の「高性能モデル」! 迫力エアロも超カッコイイ「インフィニティQX80 トラックスペック」米国で登場
日産の海外向け高級ブランド「インフィニティ」は、新型SUV「QX80」をベースにした2台のコンセプトカーを発表しました。そのうちの一台であるブランド史上最強のパフォーマンスを誇る「トラックスペック」は、どのようなモデルなのでしょうか。
究極のストリートパフォーマンスSUV
日産の海外向け高級ブランド「インフィニティ」は2025年8月15日、米国の自動車イベント「ザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリング」において、新型SUV「QX80」をベースにした「QX80 トラックスペック」を発表しました。
インフィニティは、日産が1989年に北米市場で立ち上げた高級車ブランドです。設立当初からスポーティで先進的なモデルを展開し、現在は電動化とデザイン刷新でブランドの再構築を進めています。

今回発表されたQX80 トラックスペックは、そんなインフィニティの歴史において史上最強のパフォーマンスを誇る一台です。
エクステリアでは専用のロッカーパネル、フロントスプリッター、フェンダーベント、フロントエアインテークを装備。
ボディは黒青のマットメタリック調ビニールラップで仕上げられ、24インチの大径ホイールとフェンダーフレアが力強いスタンスを強調しています。
心臓部には、ベースとなる3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンに新たなターボチャージャーシステム、大容量インタークーラー、新しい燃料インジェクター、ラムエアインテーク、低抵抗の排気システムとクアッドエキゾーストを採用。
これにより最高出力は650馬力以上、最大トルクは750lb-ft以上へと向上しています。
特筆すべきは、これらの性能向上を純正のエンジン内部パーツを用いたまま実現した点です。
なお、会場ではもう一台のコンセプトカーとして、豪華なオーバーランディング仕様として仕上げられた「QX80 テレインスペック」も同時に公開されました。
日産デザインアメリカのデビッド・ウッドハウス副社長は、これら2台が「南カリフォルニアの峡谷(ストリート性能)や山道(オフロード)から着想を得た」と語っており、対照的なコンセプトでQX80の可能性を示しています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。
















