メルセデス・ベンツ「新ミドルSUV」世界初公開!「光る新グリル&星型テールランプ」採用 車内に39インチ“ハイパースクリーン”も搭載 新型「GLC」独国で発表
メルセデス・ベンツは2025年9月7日、ドイツ・ミュンヘンで開幕した「IAAモビリティ2025」において、同ブランドのベストセラーモデル「GLC」を電動化した新型「GLC with EQ technology」を世界初公開しました。
新型「GLC」はEV専用設計で実用性能もデジタルも進化
独メルセデス・ベンツは2025年9月、ドイツ・ミュンヘンで開幕した「IAAモビリティ2025」でミドルサイズSUV新型「GLC with EQ technology(以下、GLC EQ)」を世界初公開しました。
メルセデスのベストセラーSUVである「GLC」が、ついにEV(電気自動車)専用プラットフォームを採用。
次世代SUVの方向性を示す重要なモデルとして注目を集めています。

今回発表された最上位グレードの「GLC 400 4MATIC with EQ Technology」は、全長4845mm×全幅1913mm×全高1644mm、ホイールベース2972mmのボディサイズを持ち、現行型よりひと回り大きくなっています。
新型GLCは、ガソリン車と共用しない電動専用のMB.EAアーキテクチャを採用。従来型より全長は約130mm、ホイールベースも約84mm延長され、広々とした室内空間と快適な乗り心地を実現しています。
市場投入時には、最高出力360kW(490馬力)を発揮するGLC 400 4MATIC with EQ Technologyが用意され、前後モーターを組み合わせたAWDシステムによって力強い走行性能を実現。WLTP基準で最大713kmの航続距離を達成し、長距離移動にも十分対応します。
さらに800Vシステムを採用したことで急速充電性能も大幅に向上し、わずか10分間の充電で最大303kmの走行距離を回復可能。0から80%までの充電時間も約24分とされ、利便性が大きく高まりました。
エクステリアは「アイコニックグリル」と呼ばれる発光式フロントグリルを採用。内部に最大942個のLEDを組み込み、夜間に多彩なライティングパターンを描き出します。新しいフロントフェイスは強烈な印象を与え、テールランプも星型デザインとするなど、刷新されたデザインが際立ちます。空力性能もCd値0.26を実現し、効率的な走行に貢献します。
インテリアには標準で「MBUXスーパー・スクリーン」を搭載。さらにオプションとして、幅993mm(39.1インチ)におよぶ巨大なMBUXハイパースクリーンを設定可能です。最新のMB.OSを採用した操作系は直感的で没入感が高く、夜間には162個のLEDが星空を映し出す「SKY CONTROLパノラマルーフ」も選択可能。
さらにThe Vegan Societyが認証した「ヴィーガン・インテリアパッケージ」も用意され、ラグジュアリーSUVにふさわしい先進性とサステナブルな方向性を兼ね備えています。
ラゲッジスペースは通常時570リットル、最大で1740リットルまで拡大でき、さらに128リットルのフロントトランクも確保。最大2.4トンの牽引能力を備えるなど、SUVとしての実用性も大きく進化しています。
ホイールベースの延長により後席のヘッドルームやレッグルームも拡大。快適性と実用性を兼ね備えたパッケージングに進化し、電動SUVとしてだけでなく、ファミリーカーや長距離ツアラーとしての完成度も高めています。
※ ※ ※
メルセデス・ベンツ グループのCEOを務めるオラ・ケレニウス氏は次のように話します。
「新型GLCは当社のベストセラーSUVを電動化し、デザイン、テクノロジー、快適性のすべてを新しい次元へ引き上げました。800V電動アーキテクチャとMBUXハイパースクリーンによって、未来のモビリティを象徴する存在となります」
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。




















































































