落札価格は7億円超え!? フェラーリ「エンツォ」譲りのV12エンジン搭載で「630馬力」! “超カッコいいスーパーカー”が米国オークション登場 マセラティ「MC12ストラダーレ」ってどんなクルマ?

2025年8月13日、米国カリフォルニア州で開催された「モントレー・カー・ウィーク2025」の期間中、ブロードアローオークションズが主催する「モントレージェットセンター2025オークション」において、2005年式マセラティ「MC12ストラダーレ」が出品され、高額で落札されました。

レーシングカー直系の技術を宿す“マセラティ復活の象徴”

 2025年8月13日、米国カリフォルニア州で開催された「モントレー・カー・ウィーク2025」の期間中、ブロードアローオークションズが主催する「モントレージェットセンター2025オークション」において、2005年式マセラティ「MC12 Stradale(ストラダーレ)」が出品されました。

 世界でわずか50台しか存在しない超希少モデルは、会場でも大きな注目を集めました。

 その結果、高額で落札され、マセラティの歴史に新たな記録を刻む一台となったのです。

2005年式のマセラティ「MC12ストラダーレ」(Photo:Broad Arrow Auctions)
2005年式のマセラティ「MC12ストラダーレ」(Photo:Broad Arrow Auctions)

 マセラティのMC12ストラダーレは、同時期のフェラーリ「エンツォ」をベースに開発されました。FIA GT選手権GT1クラス参戦のためにホモロゲーション取得が求められ、ロードカーとして市販されたのがこのモデルです。生産はわずか50台。現在ではマセラティの歴史を語るうえで欠かせない伝説の一台となっています。

 デザイン面では、エンツォに比べて全長を442mm、全幅を66mm、ホイールベースを150mm拡大。ボディサイズは全長5143mm×全幅2096mm×全高1205mm、ホイールベース2800mmと堂々たるプロポーションを誇ります。

 カーボンモノコックやカーボンファイバー製ボディ、プッシュロッド式サスペンションなど、レーシングマシン直系の技術が惜しみなく注がれました。

 搭載されるのは6リッターV型12気筒自然吸気エンジンで、最高出力630馬力・最大トルク652Nmを発生。6速セミAT「カンビオコルサ」と組み合わせ、0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は330km/hを誇ります。ブレンボ製ブレーキや電子制御システムを備え、当時の最先端スーパーカーらしい圧倒的な走行性能を実現しました。

 今回出品された車両は、伝統の「ビアンコ・フジ×ブルー」の外装に、ブルーレザーとBrighTexを組み合わせたキャビンを備えています。

 走行距離は約1万1500kmと少なく、米国での正規登録歴や整備記録も保持。さらに2025年7月には英国GTOエンジニアリングにより約7万ドル(日本円で約1029万円)をかけたリフレッシュが行われ、エンジンやミッションマウントの交換、ポンプ類やブレーキ、各種オイル類の整備が実施されました。コンディションは極めて良好で、今すぐにでも走れる状態に保たれています。

 オークションの落札予想価格は480万ドルから550万ドル(日本円で約7億1148万円から8億1523万円)とされていましたが、最終的に520万ドル(約7億7114万円)で落札されました。

 同モデルの従来最高額を37%も上回り、マセラティ史上最高額という記録を打ち立てました。

 世界に50台しか存在しない希少性と徹底したメンテナンスが評価され、まさにコレクター垂涎の一台として歴史に名を刻んだのです。

【画像】超カッコいい! これが7億7000万円超のスーパーカー「MC12ストラダーレ」です!(30枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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