ホンダ新型「2ドアクーペ」発売! 世界初の「足回りシステム」&日本初の「快適装備」や「画期的ブレーキ」採用! 歴代「プレリュード」を支えてきた“革新的技術”とは?
ホンダが2025年9月5日に、6代目となる新型「プレリュード」を発売したことが大きな話題となっています。そんなプレリュードは歴代モデルに多くの革新的な技術が用いられていました。一体どのようなものがあったのでしょうか。
これまで導入された世界初・日本初の技術とは?
ホンダは2025年9月5日、6代目となる新型「プレリュード」を発売しました。
先代モデルから24年ぶりに復活を果たし、待ち望んでいたファンを中心に大きな話題となっています。
これまでプレリュードは1970年代から2000年代にかけて展開され、斬新なデザインだけでなく、走行性能に加えて快適性や居住性を重視した“スペシャルティカー”として高い評価を得てきました。
さらに歴代モデルには、数々の世界初や日本初の技術が導入され、自動車史において重要な役割を担ってきました。
そんな歴代プレリュードには、どのような世界初・日本初の革新的な技術が採用されてきたのでしょうか。

●【日本初】電動式サンルーフ(初代)
1978年に登場した初代プレリュードは、ホンダが誇る“スペシャルティカー”として多くの革新技術を盛り込んだモデルでした。
なかでも注目されたのが、日本初となる「電動式サンルーフ」の採用です。
従来のサンルーフは手動で開閉するのが一般的でしたが、初代プレリュードではスイッチひとつで開閉できる電動式を導入。
これにより運転中でも簡単に操作が可能となり、当時としては画期的な装備でした。
現在では高級車を中心に広く普及しており、先駆的な存在であったことが分かります。
●【日本初】4輪アンチロックブレーキ・システム(2代目)
1982年に登場した2代目プレリュードは、スポーティな魅力に加え、安全性能を大きく進化させたモデルです。
特筆すべきは、日本初の「4輪アンチロックブレーキ・システム(ABS)」の搭載したことにあります。
ABSは雪道や凍結路、雨天時など滑りやすい路面でタイヤのロックを防ぎ、安定したブレーキ性能を実現する技術です。
各車輪のセンサーがブレーキ圧をコンピュータ制御することで、急ブレーキ時でもドライバーがハンドル操作を維持でき、安全性を飛躍的に高めました。
●【世界初】ホンダ4輪操舵システム(3代目)
1987年に登場した3代目プレリュードは、シリーズの中でも最も技術革新が進んだ世代といえます。
最大のトピックは、世界初となる「4WS(四輪操舵)システム」の搭載でした。
このシステムはハンドルの操舵角に応じて後輪を前輪と同方向、または逆方向に動かす仕組みを採用。
低速時には後輪が前輪と逆方向に動くことで取り回しが容易になり、高速時には前輪と同方向に動くことで直進安定性や操縦性を向上させました。
さらに、ハンドルと前後輪をメカニカルに直結する構造を採用しており、ドライバーの操作に忠実で自然な走行フィーリングを実現しました。
※ ※ ※
初代の電動式サンルーフ、2代目のABS、3代目の4WSシステムなど、歴代プレリュードに搭載された技術は、単なる最新装備にとどまらず、自動車の進化そのものを牽引してきました。
それらの技術は現在のクルマにも受け継がれており、プレリュードが果たしてきた役割の大きさを物語っています。
そして今回登場した新型プレリュードには、Honda車として初めて採用される制御技術「Honda S+ Shift(エスプラス シフト)」が搭載されました。
走行シーンに応じて最適な変速制御を行うこの新技術は、従来以上にスポーティでダイレクトなドライビングフィールを実現することを目指しています。
過去の革新を受け継ぎつつ、新たな挑戦を盛り込んだ6代目プレリュードが、今後どのような技術革新をもたらすのか、またどのように評価されていくのか大いに期待されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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