最高349馬力! トヨタ「クラウンクロスオーバー」どんなクルマ?「セダン×SUV」のイイとこ取りモデル! 他シリーズにはない特殊仕様も
現行型「クラウン」は全部で4つのボディタイプが存在します。そのトップバッターを飾った「クロスオーバー」は、いったいどのようなモデルなのでしょうか。
クラウン初のSUVとして登場!
2022年7月に世界初公開された16代目トヨタ「クラウン」は、全部で4つのボディタイプを持ちます。
その中で最初にデビューした「クラウンクロスオーバー(以下、クロスオーバー)」とは、いったいどのようなモデルなのでしょうか。
クロスオーバーの魅力を詳しく紹介します。

クラウンは1955年に登場して以来、セダンを軸にその歴史を築いてきました。しかし、現在のクロスオーバーは、その名のとおりSUVの要素を取り入れた「クロスオーバーSUV」へと姿を変えました。
これまでクラウンといえば「保守的な高級セダン」の象徴でしたが、現行型はそのイメージを大きく一新しました。
2022年7月にクロスオーバー含む全4タイプのクラウン(クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステート)が発表され、トヨタは順次市場投入していくと発表。
なかでもクロスオーバーは先陣を切る形で導入され、2022年9月1日に発売されました。
エクステリアでは、鋭い印象のフロントデザインや、大径の19〜21インチタイヤが標準装備されており、SUVらしい力強さが前面に出ています。
フェンダーまわりにはブラックのアクセントが加えられ、従来のクラウンとは異なる大胆な印象を与えています。
さらにブラックアウトされたフェンダーアーチや、流麗なクーペスタイルシルエットにより、セダンとSUVの中間的な新しいボディスタイルを確立しています。
インテリアは高級感と先進性を兼ね備えた上質な空間になっています。
12.3インチの大画面ディスプレイオーディオを搭載し、センターメーターと横一列になるように配置。
これにより、視線移動を必要最低限に抑えることができ、直感的な操作を可能にしています。
クロスオーバーらしくアイポイントが高いため、運転視界が広く、長距離ドライブでも快適に運転を楽しめます。
インテリアは上質な本革シート素材や、アンビエントライトにより落ち着いた雰囲気を演出。
優れた乗降性も特徴で、ボディ全体をリフトアップしながらも、負担を感じることなく乗り越えられる高さに設定。出入りしやすいドアの開口部形状など、細部に至るまで乗り降りのしやすさを追求しています。
後部座席の居住性も抜け目がなく、エアコンの操作を行えるスイッチがついたリアセンターアームレストや、電動式サンシェードがオプションで用意されています。
パワートレインは2.5リッター直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドと、2.4リッターターボエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの2種類があります。
グレードは「RS」「Z」「G」の3種類が用意されており、ターボ付きハイブリッドはRSに設定され、ZとGはターボなしのハイブリッドモデルとなります。
ターボモデルはシステム最高出力349馬力を誇り、高速道路やワインディングでの力強い加速が魅力です。
電子制御4WD「E-Four Advanced」との組み合わせにより、安定感ある走行性能も確保しています。燃費(WLTCモード、以下同)は15.7km/Lです。
ターボなしモデルは燃費性能に優れ、日常の使いやすさを重視した設計。燃費は22.2km/Lです。
安全面では、最新の「Toyota Safety Sense」を全車に標準搭載。
プリクラッシュセーフティによる自動ブレーキ、レーントレーシングアシスト、レーダークルーズコントロールなど、多彩な支援機能がドライバーをサポートします。
また、周囲360度を確認できるパノラミックビューモニターや高度な駐車支援機能も採用。渋滞時の追従走行をサポートする「アドバンストドライブ」も一部グレードに搭載され、安全かつ快適な移動を実現しています。
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クラウンクロスオーバーは、伝統のクラウンらしい上質感を守りながら、新たなデザインやパワートレイン、そして先進安全技術を盛り込んだ、次世代のフラッグシップモデルといえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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