248万円から! 低燃費なトヨタ「5ドアハッチバック」 1リッター30キロ走る「カローラスポーツ」 改良で何が変わった? 改めて解説
トヨタの長寿モデルの「カローラ」。そのなかで「カローラスポーツ」はちょうどいいサイズのハッチバックです。5月に改良されましたが何が変わったのでしょうか。
改良されたカローラスポーツ、何が変わった? 改めて解説
2025年8月現在、トヨタのカローラシリーズとして様々なボディタイプのモデルが展開されています。
ハッチバック、セダン、ワゴン、SUV、高性能スポーツなどですが、今回はそのなかでも5ドアハッチバックのトヨタ「カローラスポーツ」を取り上げていきます。

そんなカローラスポーツは、欧州などのグローバル向けモデルとして開発されています。
プラットフォームは、「TNGA」のワイド版(グローバル向け)で、日本国内向けのナロー版を使うセダンやステーションワゴンのツーリングとボディサイズも異なります。
カローラスポーツのボディサイズは、全長4375×全幅1790×全高1460mm、最小回転半径は5.1〜5.3m。セダンは、全長4495×全幅1745×全高1435mm、最小回転半径は5.0〜5.3mです。
狭い道でのすれ違いや狭い駐車場などでは、取り回しではセダンに及ばないものの、ワイドボディによる堂々たるスタンスが魅力。
また、これくらいのサイズであれば、日本の道路や駐車場事情でも持て余すシーンは少ないはずです。また、スポーツの名にふさわしいスポーティな走りも美点です。
そんなカローラスポーツですが2025年5月上旬に一部改良を受けました。
従来、ほかのカローラ・シリーズと同様に、メーカーオプションだった装備が標準化されています。
最上位の「G“Z”」に、ドライブレコーダー(前方+バックガイドモニター/簡易録画機能付)、デジタルキー、ステアリングヒーター、「ディスプレイオーディオplus」を標準装備。
中間仕様の「G」に、「ブラインドスポットモニター+安心降車アシスト」、「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)」、LEDフロントフォグランプが標準化されています。
そのほか、メーカーオプションの「アクセサリーコンセント」を選択すると、「給電アタッチメント」も付いてきます。
また、パワートレーンでは純ガソリン車が廃止され、1.8リッターハイブリッド車のみとなっています。駆動方式は、2WDのみです。
カタログ燃費(WLTCモード)は27.2km/Lから30km/Lと、高い低燃費性能を誇っています。
室内はCセグメントハッチバックとしては平均的な広さで、大人4人までであれば無理なく座れる後席足元空間が確保されています。
荷室容量は352Lと、6代目フォルクスワーゲン「ゴルフ」の350Lと同等レベルで、同セグメンでいえば、ひと世代前の容量にとどまっています。
ただし、メーカーオプションの「4対2対4分割アジャスタブルデッキボード」を使えば、荷物の大きさなどに応じて上下段いずれかに設置できるほか、荷室を3分割できるユニークなアレンジも可能です。
先進安全装備の「トヨタ・セーフティ・センス」も最新バージョンとなっています。
交差点右折時の対向直進車、右左折時の横断歩行者、自転車に対応する衝突被害軽減ブレーキをはじめ、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト、飛び出してくるかもしれないなどのリスクを先読みする「プロアクティブドライビングアシスト」などが全車標準化。
価格は「G“Z”」が317万200円、「G」が278万1900円、「G“X”」が248万1600円。
一部改良前から「G“X”」は1万1600円高、「G」は5万5400円高、「G“Z”」は、19万2100円高と値上がりしています。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。






















































