リッター「24キロ」走る! ホンダ「新“5人乗り”ハッチバック」に注目! 全長4.5m級で「ちょうどイイサイズ」のスポーツハッチ! 一部改良した「シビック」に販売店の反響は!?
2025年7月17日、ホンダは「シビック」の一部改良モデルを発表しました。これに対し、販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。
「400万円」の価格設定に驚きの声も
ホンダは2025年7月17日、「シビック」の一部改良モデルを発表しました。
外装塗料の変更や価格改定などをおこない、10月2日より発売されます。
これに対し、販売店にはどのような声が集まっているのでしょうか。

シビックは、1972年に初代モデルが登場して以来、グローバルにおけるホンダの主力モデルとして、幅広いユーザーの支持を集めてきました。
現行モデルは、2021年に登場した11代目です。
「爽快シビック」というグランドコンセプトのとおり、ホンダらしい軽快な走りを最大の魅力としつつ、エクステリアはよりシャープでスポーティな印象に、インテリアは広さと快適性が追求されました。
6速MT設定もある1.5リッターVTECターボ搭載のガソリン車に加えて、ホンダ独自のハイブリッドシステムである「e:HEV」を搭載し、24.2km/L(WLTCモード燃費)の低燃費を誇るハイブリッド車もラインナップされます。
それぞれが「北米カー・オブ・ザ・イヤー」を獲得するなど、海外のユーザーからも高く評価されています。
今回の一部改良では、ガソリン車とハイブリッド車の各グレードに、新たな外装塗料が採用され、耐久性と艶感が向上しました。
また、原材料価格や物流費などの世界的な高騰を理由とした車両価格も改訂され、9万5700円高の389万4000円から440万3300円となりました(価格は消費税込み/タイプR除く)。
そんなシビックについて、販売店にはどのような反響があるのでしょうか。
関東圏のホンダ販売店担当者は次のように話します。
「お客様のなかには『ホンダは塗装が弱い』というイメージをお持ちの方が一定数いらっしゃるため、新塗料の採用は前向きにとらえられています。
ただお客様の関心は、どちらかというと価格改定にあるようです。
今回の一部改良にともない、各グレードで約10万円ほど値上げをしています。
ほとんどのお客様は『昨今の流れを考えるとやむを得ない』と理解してくださりますが、かつてのイメージが強いお客様のなかには『シビックに400万円以上は出せない』とおっしゃる方もいらっしゃいます。
ただ、実際に購入されたお客様からは高い評価をいただいているのは事実です」
また別の販売店担当者は、最近のシビックの販売状況について次のように話します。
「販売台数という意味では、シビックは(最量販モデルの)N-BOXなどに比べれば決して売れ行きがよいとは言えません。
とはいえ、それはシビックそのものに問題があるというよりも、セダン人気が低迷しているというトレンドにあると思います。厳密に言うとシビックは5ドアハッチバックですが。
一方で、シビックを購入されるお客様の年齢層や性別、家族構成などが非常に幅広く、そういった意味では万能なモデルだと思います。
特に、6速MTを採用するスポーティグレード『RS』は、『シビック タイプR』ほどのスペックは必要ではないものの、スポーツカーのような走りを楽しみたい方に好評をいただいています。
最近では納期も落ち着きつつあり、おおむね4か月程度で納車できる見込みとなっています」

※ ※ ※
日本自動車販売協会連合会(自販連)調べによる2025年1月から6月の新車販売台数ランキングを見ると、シビックは1万1519台(月平均:約1920台)を販売し、乗用車全体の33位となっています。
前年対比では144.5%と好調であり、ミドルクラスの国産スポーツハッチを求めるユーザーの数少ない受け皿となっていることがうかがえます。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。




































































































