三菱の新型「デリカ“D:5”」まもなく登場!? デビュー18年! 唯一無二の「“SUV”ミニバン」がさらに進化! 「D:Xコンセプト」から読める「次期型」に期待大!
登場から18年以上が経過した三菱の「デリカD:5」ですが、そろそろモデルチェンジを迎えても良い時期です。次期型デリカの予告編ともいわれているクルマは2023年のJMSに登場していました。このクルマを通じて、「次期デリカ」を占います。
三菱らしさがギュッと詰まった次期「デリカ」とは
2023年の「ジャパンモビリティショー(JMS)2023」で登場した三菱の「D:Xコンセプト」。
まもなく登場するであろう新型「デリカD:5」(D:6!?)の原型というべきクルマとして、大いに注目を集めました。
ここであらためてD:Xコンセプトを振り返りながら、「三菱らしさ」や「デリカらしさ」とは何かについても考えます。
![次期「デリカ」はどう変わるのか[画像は現行型「デリカD:5」]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/08/20250822_MITSUBISHI_DELICA-D5_001.jpg?v=1755851426)
たくましく張り出したオーバーフェンダーや大型タイヤは、まさにデリカの証。
キャビン前方からリアへ続くサイドウインドウと堅牢なDピラーも、デリカのアイコンです。
JMS2023で三菱ブースに登場したD:Xコンセプトは、デリカらしさを全面に出したコンセプトモデルでした。
デザインコンセプトは、デリカの特徴である広い室内空間と高い安全性を継承し、未来のカタチとして「絶対安全大空間×絶対走破性」を目指しています。
ボディ前後にはスキッドプレートが確認できるほか、サイドステッププロテクターが装備され、荒れた路面でも安心して走行できるような走破性の高さがうかがえます。
テールランプには特徴的なTシェイプランプにプロジェクションレーザーライトを採用し、両端まで伸びる形状でワイドな印象に。フロントライトには路肩を照らす光も加わり、前方道路の道幅を的確に把握でき、狭い道でも安心して走行できるでしょう。
ボディカラーはラグジュアリーなグランピングをイメージしたカッパー。セミグロスの新しい質感が加わり、タフイメージのデリカに「上質感」がプラスされています。
室内は3列シートの6人乗りで、デリカD:5でも好評な環状骨格構造リブボーンフレームをさらに強化して採用しました。
インパネ下部の幅広モニターが設置され、広大なウィンドウと合わせて前方が見通せるシースルーボンネットと呼ばれる機構が付いています。
運転席に座ったまま、車両全面のすぐ下を確認できる優れもので、前方の路面状況やタイヤの切れ角を確認するのに役立つでしょう。
D:Xコンセプトのパワーユニットにはプラグインハイブリッド(PHEV)が搭載されており、4WD機構には三菱のお家芸ともいえる車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を採用。
どんな天候や路面でも、安全安心して快適にドライブすることができ、オンロードでは抜群の静粛性とロングドライブが可能となっています。
そんなD:Xコンセプトは、確かに見た目も装備も“コンセプトカー”の域を脱してはいません。
しかし今のデリカD:5のもととなるコンセプトカー「コンセプトD:5」が世界初公開された2005年当時を思い返すと、色々と無理だろうと思うところがありました。
それでもその2年後には、コンセプトモデルの先鋭的なイメージを残したままの姿で、現行型のデリカD:5が発売されています。
そんな三菱だからこそ、D:Xコンセプトの登場から間もなく2年が経過する今年、期待も大きくなってきます。
※ ※ ※
これまで18年間、一度もフルモデルチェンジを行わずにここまでやってきたデリカD:5。
ここへきて、フルモデルチェンジを前に、2025年中のビッグマイナーチェンジを行うのではとの噂も聞こえてきています。
デリカD:5がどう変わっていくのか。そしてD:Xコンセプトのデザインや機能は、どこまで受け継がれていくのか。
その答えは、2025年秋に開催される「JMS2025」で明らかになるかもしれません。
デリカファンならずとも楽しみなモデルチェンジ。ライバル不在、唯一無二のオールラウンドミニバンが、近々生まれ変わりそうです。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。



















































