突然の「パッシング」はどっちの意味? 「お先にどうぞ」それとも「来るな」!? 教習所で教えてくれない「謎の“ぴかぴか”しぐさ」どうすればイイ?
意味を取り違える可能性のあるパッシング合図は逆に危険!
ドライバー同士のコミュニケーションツールとして使われるパッシングですが、意味が逆に取られて危険なケースも散見されます。
パッシングが使われるケースでは、直進車が右折待ちをしている対向車に対し「お先にどうぞ」の合図が多いです。
![交差点で右折待ちをしていた時に対向車から「パッシング」! その意図は「どうぞお先に」それとも「来るな」!?[イメージ画像:PIXTA]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/08/20250820_Traffic_Accident_Trouble_pixta_55425597_M.jpg?v=1755679287)
しかし中には直進者側が「曲がってくるな!こちらが先に行く!」という意思でパッシングを使うこともあります。
このように全く逆の意味で使われるパッシングがあるので、使用には十分な注意が必要です。
また、対向車からパッシングを受けて、道を譲ってもらったと思い右折をしたところ、対向車の後ろに隠れていたバイクや自転車が飛び出してきて、不意にぶつかってしまう右直事故も増えています。
道を譲られると、譲ってくれた相手のためにも急がなければと、周囲への確認が疎かになってしまうことも多いため、パッシングで道を譲られた際には、いつもよりも注意して曲がるようにしなければなりません。
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「お先にどうぞ」「先に行かせて」「この先でネズミ捕り(交通取締り)実施中」「落下物注意」「危ないぞ!」など、様々な意味のあるパッシング。
コミュニケーションの便利な道具ですが、それぞれの使用意図が一致していないと、大きな事故にもつながってしまう諸刃の剣です。
パッシングを使われた時にも、譲ってくれたなどと安心せず、普段以上の安全確認を行って確実な運転操作をしていきましょう。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。



















































