ホンダの「斬新“軽トラ”」が超スゴい! 「画期的な荷台」はアウトドアで大活躍間違いなし! めちゃスタイリッシュで「普段使い」OKな「アクティスポーツ」コンセプトに注目!

モーターショーで発表されるコンセプトカーの中には、ユーザーから市販化が期待されるモデルが数多く存在します。過去にホンダから発表された「アクティスポーツ」も、多くのクルマファンから市販化が望まれた1台でした。

斬新すぎる軽トラ!ホンダの「アクティスポーツ」

 来る2025年10月には、東京ビッグサイト(東京都江東区)で日本最大の自動車ショー「JAPAN MOBILITY SHOW 2025(ジャパンモビリティショー2025/JMS2025)」が開催予定です。

 JMSのみならず、前身の「東京モーターショー」など、過去のさまざまなモーターショーを振り返ると、市販化が望まれる魅力的なコンセプトカーがたくさん展示されてきました。

 今回は、そんなコンセプトカーの中でも多くの注目を集めた、ホンダ「アクティスポーツ」を紹介します。

ホンダの斬新「スタイリッシュ軽トラ」がスゴい
ホンダの斬新「スタイリッシュ軽トラ」がスゴい

 ホンダ「アクティ」は1977年に初代モデルが発売された軽商用車。ホンダの四輪事業の礎をつくった軽商用車「T360」の流れをくむ軽自動車にあたります。軽トラックの「アクティトラック」と、軽バン「アクティバン」の2タイプがあります。

 いずれも、一般的な軽自動車としては非常に珍しい、車両のミッドにエンジンを配置するMRレイアウトを採用したことで、空荷でもトラクションがかかりやすく、操縦性も優れ、フラットな荷室を実現しました。

 また、アクティトラックでは、荷台をフレームの一部として構成するモノコック構造を採用。ホンダ独自の設計を多く採用し、個性的で実用性の高いモデルとしてロングセラーを記録しました。

 そんなアクティの3代目モデルをベース車両にし、ピックアップトラックへとカスタマイズしたコンセプトカーが、アクティスポーツです。

 2002年10月に開催の「第36回東京モーターショー -商用車-」で初公開されました。

 ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1745mm(全高はパイプキャリアを除く)。

 パワートレインについて当時詳しい発表はされていませんが、基本的にベース車両のアクティからは大きな変更がなかったため、市販車同様の660ccのエンジンを搭載していた可能性が高いでしょう。

 アクティスポーツの特徴は、ルーフやリアの荷台を追加改造し、ピックアップトラック仕様へと見事に変身させていた点です。

 リアの荷台スペースも強化し、さまざまな道具を積載できるようにカスタマイズ。いわゆるトラックの“アオリ”と一体化したボディは商用らしからぬスタイリッシュさで、作業用のルーフランプ付きステンレスパイプキャリアが装備されています。

 荷物を固定する収納型フックも搭載され、目的にあわせたさまざまな道具を積載できます。荷室は樹脂製パネルで、泥や汚れにも強い使い勝手のよい荷台です。

 サーフボードやスノーボードなどの濡れた長尺物を積載しても気にならず、付属の小物収納ネットを活用し、ウェットスーツやスキーウェアを入れ、室内を汚さずに済みます。

 特筆すべきは、リアパネル上部に搭載された小型ウインチの存在です。

 ホンダが海外で展開しているようなバギーやオフロード用オートバイなど、ヘビーなアウトドアレジャー道具も積載でき、レジャーやアウトドア、スポーツを楽しむ自由度も広げられています。

 そして、両サイドのアオリの内側には取り外し可能なラダーレールも収納されています。重さのある荷物を積み降ろす際にも重宝するほか、仕事で活用する際も便利でしょう。

 内装は、ペールベージュをベースカラーに、オレンジをアクセントとしたコーディネート。季節を問わず、さまざまなお出かけシーンにマッチする明るい空間に仕上げられています。

 軽トラという枠を超えた魅力的なコンセプトモデルのアクティスポーツですが、残念ながら市販化には至っておらず、そのままアクティトラックは2021年4月に生産を終了してしまいました。

 しかし、「仕事にも遊びにも使えるクルマを創造したい」というホンダの想いは、今後のクルマ造りにも活かされていくはずです。

 2025年10月に開催予定のJMS2025では、果たしてホンダからどのようなクルマが発表されるのか。今からワクワクが止まりません。

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Writer: TARA

トヨタ自動車のある愛知県在住。学生時代にクルマやバイクに魅了される。大手オイルメーカーに就職し、自らもモータースポーツに参戦開始。その後は鈴鹿サーキットで勤務しつつ、カートレースやバイクレースを経験。エンジンやサスペンション、タイヤや空力などの本格的な知識を得る。現在はプライベートでさまざまなクルマやバイクに触れながら、兼業ライターとして執筆活動に勤しむ。現在の愛車はトヨタ ヴォクシー/ホンダ N-BOX。

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