日産「新型エクストレイル」に「スポーツモデル“NISMO”」新設定! 超“精悍”ボディ&俊敏さもアップ! SUVに「レース技術」融合でどんな“科学反応”を起こしたのか?
新設定の「エクストレイル NISMO」はどんなクルマ!?
さて、今回注目するのは新たに追加された“NISMO”。
NISMOとは日産のモータースポーツ活動を支えるブランドであると同時に、「ロードカー」として走りを磨いてスポーティかつ上質な仕立てとした市販モデルも用意しています。

実はNISMOロードカーには2つの方向性があり、ひとつは「Z NISMO」と「GT-R NISMO」で展開する本格サーキット仕様。
もうひとつは「スカイラインNISMO」「オーラNISMO」そして「アリアNISMO」など、“GT-RとZ以外”です。
スポーティ仕立てながら、乗り心地や快適性など「乗り味の質」を高めてグランドツーリングまで視野に入れた仕様となっています。
今回エクストレイルに追加されたNISMOは、もちろん後者。
カスタマイズとしては、まず外観では、ボディ下部を引き締めてレーシーな雰囲気となるエクステリアパーツでカスタマイズ。
加えて、赤を差し色にカーボンなども組み合わせるインテリア(レカロシートも設定)も独自の仕様に変更しました。
そしてサスペンションやタイヤ&ホイール、さらにはパワートレインや駆動力制御などにも独自のエッセンスが注がれた“コンプリートカー”というわけです。

まず興味深いのは、エクステリアの手法。
これまでNISMOロードカーは例外なく専用デザインのフロントバンパーを装着していましたが、エクストレイルは新展開なのですから。
バンパー自体はノーマルとしつつ、その下にいわゆる“リップスポイラー”(ニスモの表記だと「フロントバンパーロアフィニッシャー」)を組み合わせてスポーティな表情を引き出しているのが新しいのです。
そしてこのリップスポイラーは、SUVとして重要なアプローチアングルへの配慮として、前方へ伸ばしていないのがポイント。
しかしながら車体側面下に追加した「ドアロアフィニッシャー」などの働きもあり「空気抵抗は増やすことなくダウンフォースは29%向上」という実力はさすがニスモですね。



























































