トヨタ「GRスーパースポーツコンセプト」 市販化に向け開発開始
トヨタは、2018東京オートサロンで発表されたGRスーパースポーツコンセプトの市販化に向けた開発に着手したと発表しました。
ル・マン24時間レースで勝利したトヨタの新たなる挑戦
トヨタは、FIA世界耐久選手権(WEC)2018-19スーパーシーズン第2戦 第86回ル・マン24時間レースに参戦し、最前列のスタートから一度もトップ2を譲らない完璧なレース運びで、ル・マン24時間レース完全制覇を果たしています。
レース前日の6月15日(金)にTOYOTA GAZOO Racingは、ル・マン24時間レース会場において、GRスーパースポーツコンセプトを公開し、市販に向けた開発に着手したことを発表しています。
GRスーパースポーツコンセプトは、FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しているレーシングマシン「TS050 HYBRID」とほぼ同じ主要パーツで構成されマシンです。
実戦で鍛えられたV6ツインターボチャージャーや、トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)を搭載されています。パワーユニットは、高効率のEVシステムと、希薄燃焼エンジンの組み合わせにより、パワーと環境性能を両立した、次世代のスーパースポーツカーを目指しています。
友山茂樹 GAZOO Racing Company プレジデントは「市販車両をレベルアップしてスポーツカーをつくるのではなく、現役のレーシングカーからスポーツカーをつくるという、トヨタにとっては、全く新しい挑戦です」と語っています。
この新たなレーシングマシンでTOYOTA GAZOO Racingは、再びル・マン24時間レースを制すことはできるのでしょうか?
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