トヨタ「クラウン」ってどんなクルマ? 全長5m“正統派”セダンは22年ぶり復活「2トーン」に「超・超快適装備」も標準搭載! 登場から70年愛される魅力とは

トヨタのフラッグシップセダン「クラウン」は、登場から70年が経過するロングセラモデルです。長年にわたって多くのユーザーに愛されてきた理由は何なのでしょうか。

「クラウン」の魅力は何なのか

 トヨタ「クラウン」は同社におけるフラッグシップセダンとして、多くのユーザーに愛され続けてきました。

 時代と共に移り変わるクラウンは、モデルチェンジの度に様々な姿を見せてきました。

 登場から70年が経過しても愛されるクラウンの魅力とは、何なのでしょうか。

トヨタ「クラウンセダン」
トヨタ「クラウンセダン」

 初代クラウンは1955年4月、「トヨペット クラウン」として誕生しました。

 丸みを帯びたボディに観音開き式のドアを採用し、独立懸架サスペンションや国産初の市販ディーゼルエンジンを搭載するなど、当時としては非常に先進的な内容を備えていました。

 その後クラウンは、日本の高級セダンを代表する存在として進化を重ね、世代ごとに新しい技術や快適装備を取り入れながら発展していきました。

 現行型は2022年7月に16代目として登場。「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」という4つのスタイルを展開し、多様化するニーズに応える新戦略を打ち出しています。

 昨今のSUVブームに便乗し、クラウンも「高級SUV」という形で時代に溶け込む進化を遂げました。

 実際に現行型4種類のうち、3種類はSUVタイプですが、伝統的なセダンも変わらずラインナップ。

 クラウンセダンのサイズは全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mm、ホイールベース3000mmという堂々としたサイズを持ち、ゆったりとした室内空間を実現しています。

 エクステリアは、FRプラットフォームを生かした端正な水平基調のデザインが特徴です。

 シャープで伸びやかなデザインが印象的な4眼ヘッドランプは、クロスオーバーよりさらに約16mm薄い形状になっており、より精悍な表情を際立たせています。

 足元にはきめ細やかで品格のあるフォーマルなデザインが特徴の19インチホイールを装備。オプションを選択すれば、ブラックスパッタリング塗装に変更することもできます。

 インテリアにはディスプレイやシフトなどの各種機能を島(アイランド)のように配置するデザイン「アイランドアーキテクチャ」を導入。

 大型の杢目調パネルをダッシュボードからドアまで一体的に配置し、間接照明と組み合わせることで落ち着いた上質感を演出しています。

 後部座席にはリアアームレストにタッチパネルを内蔵。オーディオをはじめ、エアコン、シート機能、リラクゼーション機能を操作することができます。

 パワートレインは最高出力245馬力を発揮する2.5リッターのマルチステージハイブリッドと、174馬力を発揮する燃料電池車(FCEV)の2種類を用意。

 いずれも後輪駆動に特化し、高効率なHEVとCO2を排出しないFCEVを揃え、次世代のカーボンニュートラル社会に対応するラインナップとなっています。

 安全面ではトヨタの最新予防安全機能「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備。歩行者検知機能やレーンキープ支援など、多様な先進機能がドライバーをサポートします。

 グレード展開は「Z」の1グレードを基本とし、オプションで全6色のボディカラーを選択可能。高級セダンとしての存在感と選択肢の幅を兼ね備えています。

 さらにクラウンは、登場から70年を記念した特別仕様車「Z“THE 70th”」が登場。2025年5月22日に発表され、同年6月2日から全国で販売が開始されました。

 特別仕様車では、2003年に販売を終了した11代目クラウン以来、実に22年ぶりとなる“2トーンカラー”を復活設定。

 ボディカラーは「プレシャスメタル×プレシャスホワイトパール」と「プレシャスメタル×プレシャスブラックパール」の2種類が用意され、長年クラウンを愛してきたユーザーにとって、待望の再登場といえるでしょう。

 エクステリアでは足元にマットブラック塗装を施した20インチアルミホイールを装着。サイドには“THE 70th”のロゴが入った専用デカールを配置し、記念モデルらしい存在感を演出しています。

 インテリアも特別仕様らしい仕立てが施されており、シートやパネルには専用色「ブラックラスター」を採用。インストルメントパネルやドアトリムをブラックでまとめることで、上質かつ引き締まった印象を与えます。

 さらに、プレミアムシフトノブや専用キー、プロジェクションカーテシイルミネーション、マニュアルケースに至るまで“THE 70th”のロゴを散りばめ、細部に至るまで所有欲を満たすこだわりが盛り込まれています。

※ ※ ※

 クラウンは伝統を継承しつつ、FRプラットフォームや上質な内外装を採用するなど根強いファンに期待に応えるモデルであるとともに、SUVのラインナップなど、時代の変化にも柔軟に対応するモデルです。

 これからの70年も、トヨタのフラッグシップとして多くのユーザーに愛され続けるモデルになるでしょう。

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Writer: くるまのニュース編集部

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