299万円からと話題になったトヨタ「元祖高級SUV」 最新版は改良で何が変わった? 「ハリアー」にオシャ仕様も追加! まもなく次期型も? いま人気なグレードとは
プレミアムSUVの元祖的存在であるトヨタ「ハリアー」が、2025年6月に一部改良を受けました。いま人気なグレードはどのような仕様なのでしょうか。
ハリアー改良で再び注目、いま人気なグレードは?
2020年の発売当初、299万円からの価格設定が話題となっていたプレミアムSUVの元祖的存在であるトヨタ「ハリアー」。
発売から5年が経過することから、次期型は遅くても2027年、早ければ2026年内のデビューもありそうですから、モデル末期といえる状況です。
現行型のラストスパートで再び注目度を高めているハリアーの人気グレードをチェックします。

最近では、2025年6月に一部改良を受けました。
これを機に2.0Lガソリン車に設定されていたエントリーグレードの「S」(312万8000円から)が廃止。前述の299万円でも話題になったグレードでした。
そんな現行型の人気グレードといえば、登場時から中間グレードであった「G」。
一部改良を機に「Z“レザーパッケージ”」、「Z」、「G」というグレード展開になっています。
E-FourのみのPHEVは「Z」と「G」、ハイブリッド(2WD/4WD)は「Z“レザーパッケージ”」と「Z」、ガソリン車(2WD/4WD)は「Z“レザーパッケージ”」、「Z」、「G」という構成です。
依然として人気になりそうなのが、ハイブリッド車とガソリン車の「G」でしょう。
外観はフロントグリルのアッパーがグレーメタリック塗装になり、225/60R18タイヤ&18インチアルミホイール、パワーバックドアなどが備わります。
内装では、コネクティッドナビ対応ディスプレイオーディオをはじめ、左右独立温度コントロールフルオートエアコン、一部改良で全車標準になったステアリングヒーターと前席シートヒーター(3段階温度設定)、運転席8ウェイパワーシートなどを用意。
ヘッドランプは、全車標準のプロジェクター式LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)、LEDデイタイムランニングランプ、LEDクリアランスランプ、LEDターンランプになります。
そのほか、「前後方録画機能付」デジタルインナーミラー、ハイブリッド車に「先読みエコドライブ」も搭載。
衝突被害軽減ブレーキの検知範囲をさらに拡大するなど、最新バージョンの「トヨタ・セーフティ・センス(全車標準装備)」はもちろん、バックガイドモニターを標準化し、「ITS Connect」にもオプションで対応。
「G」であれば、実用性、快適装備ともに必要十分と考える方は多いはずで、人気グレードを知る目安となる中古車市場でも「G」グレードが比較的多く流通しています。
「G」の価格は、ガソリン/2WDが371万300円、ガソリン/4WDが391万500円。ハイブリッド/2WDが430万1000円、ハイブリッド/4WDが452万1000円となっています。
また、ハイブリッド車に設定された特別仕様車の2台「Z“Leather Package・Night Shade”」、「Z“Night Shade”」は、スタイリッシュな高級SUVとしての存在感を最大限享受したい層からの注目度が高そうです。
ブラック加飾を随所に配したクールな雰囲気が美点。ダーク仕様/ブラックレフのプロジェクター式LEDヘッドランプをはじめ、ブラックメタリック塗装のフロントアッパーグリル、艶あり黒塗装がフロントロアグリル、フロントバンパーロア、ロッカーモール、リヤバンパーロアに施されています。
車名エンブレム、カーボンニュートラルバッジ、225/55R19タイヤ&19×7Jアルミホイールがブラックでペイントされ、ディテールと足元が引き締められています。
装備では、「ディスプレイオーディオPlus12.3インチ」などが用意されています。
シートは、「Z“Leather Package・Night Shade”」が文字どおり、黒の本革になり、「Z“Night Shade”」は、黒のファブリックシートを装備。シートは予算と好みに応じて、本革かファブリックから選択できます。
価格は、「Z“Night Shade”」のハイブリッド/2WDが487万800円、ハイブリッド/4WDが509万800円。
「Z“Leather Package・Night Shade”」のハイブリッド/2WDが519万900円、ハイブリッド/4WDが541万900円となっています。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。































































