スバル新型「“ハイパフォーマンス”SUV」がすごい! 375馬力の「高性能4WD」搭載モデル! 水平対向エンジンはないけど0-100km/h加速は4.4秒な「イーアウトバック」伊国でもデビュー
スバルのイタリア法人は2025年7月18日、フル電動の新型クロスオーバーSUV「E-アウトバック」を現地向けに発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
375馬力のハイパフォーマンスSUV!
スバルのイタリア法人は2025年7月18日、フル電動の新型クロスオーバーSUV「E-アウトバック」を現地向けに発表しました。
E-アウトバックは、2025年ニューヨーク国際オートショーで「トレイルシーカー」として世界初披露されたSUVタイプのBEV(バッテリー電気自動車)です。
販売中の「ソルテラ」に続くスバルグローバルBEV第2弾に位置づけられ、欧州市場では、約30年の歴史を持つクロスオーバーSUV「アウトバック」(日本名:レガシィアウトバック)の名を冠し、2026年前半にBEVのフラッグシップとして発売される計画です。

トヨタと共同開発したBEV専用プラットフォーム(e-Subaru Global Platform)をアップデートし、最高出力280kW(375馬力)のデュアルモーターと74.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載します。
0-100km/h加速は4.4秒、航続距離は450km以上。日常シーンから長距離ドライブまで幅広く対応します。
バッテリープリコンディショニングを搭載し、短時間での充電を可能とすることで、BEVとしての実用性を高めています。
駆動方式はAWD(4WD)で、タイヤの空転などを防ぐため四輪制御機能「X-MODE(2モード)」を搭載。雪道や未舗装路でも安定した走行を実現します。
エクステリアは、BEVらしい先進性とアウトドアでの機能性、日常での使い勝手を両立したアクティブで力強いデザインを採用。インテリアは水平基調のすっきりとしたインパネで広さを感じさせる開放的な空間を演出しています。
荷室容量は大型スーツケース4個を収納できるゆとりを確保。加えてはしご形状の大型ルーフレールを備え、さまざまな用途に対応します。
同日、同社はE-アウトバックのほか、2026年型の「ソルテラ」と、グローバルBEV第3弾となる新型「アンチャーテッド」も欧州市場で2026年前半に発売すると発表しました。
電動化時代においても、スバルらしい走りと安全性を軸に、欧州市場での存在感を一層高めていく考えです。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。









































