トヨタの高級SUV「最新ハリアー」がスゴい! 「プレミアム外装×シンプル内装」採用の新モデルに注目! 79万円安くても“十分豪華”な「G PHEV」とは!
トヨタ「ハリアー」のプラグインハイブリッド車の新グレードとして「G」グレードが新たに設定されました。従来のPHEVよりも価格が安いモデルですが、どのような特徴があるのでしょうか。
「プレミアム外装×シンプル内装」採用の「新ハリアー」に注目!
2025年6月11日にトヨタ「ハリアー」は一部改良を行い、プラグインハイブリッド車(PHEV)に「G」グレードが追加されました。
従来のハリアー PHEVでは、最上級の「Z」グレードのみの設定でしたが、このGグレードはお求めやすいモデルとして投入され、注目されています。
どのようなモデルなのでしょうか。

ハリアーは1997年から販売されているミドルサイズの高級クロスオーバーSUVで、発売当初から高級サルーンのような乗り心地にこだわり続けています。
現行モデルは2020年にデビューした4代目で、SUVでありながら美しいクーペフォルムが特徴です。
パワーユニットは、2.5リッタープラグインハイブリッド、2.5リッターハイブリッド(HEV)、2リッターガソリンの3種類。駆動方式は、PHEVは4WDのみですが、HEVとガソリン車は2WDと4WDが選べます。
グレードは、充実した装備が魅力の「G」、豪華な上位グレードの「Z」と大きく2種類に分かれており、今回の一部改良ではGにPHEVが追加された形です。
なお、これまで設定されていたスタンダードモデルの「S」グレードは、一部改良を機に販売終了となりました。
そして今回、カーボンニュートラルの実現に貢献するためにPHEVの選択肢が拡大し、ハリアーにG PHEVが新設されました。
プラグインハイブリッドは、外部から充電が可能なバッテリーが搭載されている点がHEVと大きく異なる点。
大容量リチウムイオンバッテリーにモーターが主体となって走行するシステムとなっており、システム最高出力を306psまで大幅に上昇させて、力強い加速が可能でありながらWLTCモードで20.5km/Lと燃費性能が優れています。
またEV走行距離はWLTCモードで93kmなので、日常の生活圏内では基本的にEVで賄えるでしょう。
G PHEVのエクステリアは、オートレベリング機能が付いたプロジェクター式LEDヘッドランプ・LEDデイタイムランニングランプ・LEDクリアランスランプ・LEDターンランプとLEDが豊富に使われたフロントライトで精悍な目元を強調。
ダイナミックでありながら美しい流線形でまとめたスタイリングシャープなアクセントを添えています。
さらに、メッシュタイプのロアグリルや切削光輝19インチアルミホイール、ボディ同色のアウトサイドドアハンドル、ツヤありブラック塗装のロッカーモール/リアバンパーロア、スモークメッキのリアバンパーメッキモール、ブラック塗装のリアルーフスポイラーなど、Z PHEVとほぼ同様の豪華な外観としました。
一方の内装はGグレードに相当する仕様を採用。シートはファブリック+合皮(Z PHEVは本革)、助手席は4ウェイマニュアルシート(Z PHEVはパワーシート)、運転席の電動ランバーサポートは2ウェイ(Z PHEVは4ウェイ)が備わるなどややシンプルではあるものの、十分高級感のある装備内容となっています。
また、G PHEVでは、ステンレスオーナメント付ドアスカッフプレートはイルミネーションなし(Z PHEVはイルミあり)、通常のディスプレイオーディオ(Z PHEVはディスプレイオーディオPlus+JBLプレミアムサウンドシステム)が装備されるといった違いもあります。
さらに、Z PHEVにメーカーオプション設定される調光パノラマルーフはG PHEVには設定なし、Z PHEVに標準設定されるパーキングサポートブレーキ(後方歩行者)とパノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)はG PHEVではメーカーオプションとして用意されます。
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ハリアー G PHEVの価格(消費税込)は547万300円と、Z PHEV(626万100円)よりも79万円ほど安く設定されているのも魅力となっています。
ハリアー G PHEVは、上品で高級感のあるデザインを楽しみつつ、走りの性能が高められたPHEVでますますドライブがはかどりそうです。
Writer: 奥彩花
京都府生まれ。車関係のライティングは学生時代から続けており、車に詳しくない方にも分かりやすく興味をもってもらえるような内容を心がけている。

















































