スズキ「最新スライドドアワゴン」がスゴい! 豪華デザイン&新エンジン搭載で魅力アップ! “ルーミーのライバル車”「ソリオ」が注目される理由とは?
2025年1月にマイナーチェンジしたスズキ「ソリオ」の販売が好調のようです。どのようなところが魅力となっているのでしょうか。
“ルーミーのライバル車”「ソリオ」が注目される理由とは?
スズキ「ソリオ」が2025年1月にマイナーチェンジを実施し、販売が好調となっています。
なかでも、新しいフロントフェイスとなった「ソリオ バンディット」はかなりの注目を集めています。
一体どのようなところが魅力なのでしょうか。

日本自動車販売協会連合会が発表する「乗用車ブランド通称名別ランキング(新車販売ランキング)」では、2025年6月にソリオ/ソリオ バンディットは15位にランクイン(4926台)。
普通車枠ではスズキで一番の売れ筋モデルになっており、その人気ぶりがわかるでしょう。
ボディサイズは全長3810mm×全幅1645mm×全高1745mm、ホイールベース2480mm。マイルドハイブリッドを組み合わせた1.2リッターエンジンを搭載し、2WDと4WDが用意されます。
また、予防安全技術として「スズキ セーティ サポート」も標準装備です。
販売現場ではどのような状況なのかを、スズキ販売店のスタッフに話を聞いたところ、ソリオ/ソリオ バンディットにはいくつかのストロングポイント(メリット)があるようです。
「現在、実質的にSUV以上に売れているのが、ソリオが属するコンパクトトールワゴンです。
3列シートはいらないけれど、スライドドアが欲しいというお客様は想像以上に多く、さらに広々とした頭上空間など快適性と実用性の高さも評価されています」
現在の市場で、後席にスライドドアを備えたコンパクトトールワゴンやコンパクトミニバンの人気は高く、普通車の単一車種として最も売れているのはトヨタ「シエンタ」ですし、ソリオの直接のライバルとなるトヨタ「ルーミー」も人気があります。
やはり、一度スライドドアの便利さを知ってしまうと、外せない条件となっているようです。
そして、ソリオで注目すべきは全幅です。通常なら5ナンバー車枠いっぱいの1695mmなどギリギリまで拡大するものですが、ソリオに関しては50mmも狭い1645mm。
この50mmが商業施設の駐車場や狭い道でのすれ違いなどで気を遣わないで済む大きな余裕を生みだすほか、最小回転半径が3.8mという数値を見ても、軽自動車並みに取り回しに優れているのが分かります。
「マイナーチェンジで電動パーキングブレーキとオートホールドも装備されたことで、市街地での信号待ちなどもさらに楽になったとお客さまからご好評をいただいております」(スズキ販売店スタッフ)
現在、軽自動車ではスーパーハイト系やトールワゴンが人気となっていますが、そういったユーザーが次のクルマを探す際、スライドドアの装着や扱いやすいサイズを備えたソリオ/ソリオ バンディットが候補に挙がることが多く、アップサイジングするのに最適なコンパクトトールワゴンとして受注が好調となっているそうです。
また、今回のマイナーチェンジでは、ソリオ バンディットのフロントフェイスが一新。縦型の豪華なグリルを装着し、話題となっていますが、ネット上での意見を見ると評判は上々です。
もともと細目のヘッドライトを「ワゴンRスティングレイ」でいち早く採用したり、現在の軽トールワゴンでは当たり前となっているカスタム仕様も展開するスズキだけに、ソリオ バンディットのアグレッシブなデザインは違和感なく受け入れられているようです。
さらに、インテリアの質感が上がったという評価もあり、こちらも販売を押し上げる理由のひとつとなっています。
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今までも実用性の高いモデルが多かったスズキですが、最近はデザインもかなり力が入っており、商品力がかなり向上しました。
特にソリオ バンディットはカスタム感も感じさせ、このクラスで個性的なモデルを探している人には最適の1台でしょう。
価格(消費税込)は、ソリオが192万6100円から259万3800円、ソリオ バンディットが230万3400円から264万8800円です。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。










































