日産「新型コンパクトSUV」まもなく発売! 流麗「クーペボディ」×全長4.4m弱で「ちょうどイイサイズ!」! “解放感”もハンパない3代目「新型リーフ」どう変わったのか

大幅な性能向上で「価格」はどうなる!?

 パワートレインは新開発の「3-in-1」パワートレインを採用し、10%の小型化に成功。

 駆動用バッテリーは52kWhと75kWhが用意され、前者で最高出力130kW(約182馬力)/最大トルク345Nm、後者で160kW(約224馬力)/355Nmの出力を実現しました。

新型「リーフ」のテールランプはホログラム風の浮き出し表現を採用。形状には「23(ニッサン)」のモチーフも隠されている!
新型「リーフ」のテールランプはホログラム風の浮き出し表現を採用。形状には「23(ニッサン)」のモチーフも隠されている!

 航続距離は75kWhのモデルで600km以上(WLTC基準による数値)を実現し、テスラのスーパーチャージャーにも対応し、最大150kWの急速充電に対応したことで、残量10%の状態から80%まで最短で35分で充電できるとアナウンスされています(北米仕様のみ)。

 ボディサイズは全長4360mm×全幅1810mm×全高1550mmとされ、全長は現行型よりも10cm以上短く、幅と全高はわずかに拡大されました。

 プラットフォームには、最上級クロスオーバーEV「アリア」にも使用されている「CMF-EV」が採用されていますが、アリアよりは大幅にコンパクトなサイズとなっており、差別化が図られているのもポイントです。

 また足回りもアリア譲りのフロントストラット、リアマルチリンク式のサスペンションとなっているため、走行性能も大きく向上していることが期待されます。

 このようにクルマとしては大きく進化していることは間違いない次期型リーフですが、気になるのはその価格。

 現時点では明らかとなっていませんが、エントリー仕様でもバッテリーが大型化(現行型の40kWhから52kWh)がなされているので、価格が上昇する可能性は高そう。

 現行型の60kWhバッテリーを搭載する「e+」で、525万3600円からというところから考えると、それに近い価格帯となる可能性もあるでしょう。

 電気自動車は使用方法や環境などによって万人にオススメできるものではありませんが、モーター駆動ならではの俊敏でシームレスな走りや、いざという時には蓄電池にもなるなどメリットも多いもの。

 ですから、環境が許せば保有してみたいという人も少なくないハズで、次期型リーフの動向には今後も注目したいところです。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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