スバルが世界初公開した「新型E-アウトバック」に反響多数! 375馬力「超高性能ユニット」搭載の俊足モデルに「レガシィも復活して欲しい」の声も? 26年欧州で発売の「新型SUV」に寄せられた“熱視線”とは
2025年7月18日、スバルの欧州法人は新型BEV(バッテリーEV:電気自動車)「E-アウトバック」を発表しました。日本では絶版となったネーミングの復活に対し、SNSなどにはさまざまな反響が寄せられています。
30年の歴史を誇る「伝統のネーミング」復活に期待の声も
スバルの欧州法人は2025年7月18日、2025年末より順次発売されるBEV(バッテリーEV:電気自動車)の新型車3モデルを発表しました。
そのうちの1台「E-アウトバック」は、日本では2025年春に絶版モデルとなった伝統の“アウトバック”名が採用されたことでにわかに注目され、SNSなどには多くの声が集まっています。

今回発表された3モデルは、進化した「e-Subaruグローバルプラットフォーム」をベースに開発された「ソルテラ」マイナーチェンジモデルと新型「アンチャーテッド」、そして新型E-アウトバックです。
より高いパワー、優れた航続距離、より速い充電性能を備え、スバルのエンジニアリング理念である「安心と愉しさ」への新たなコミットメントを体現するものだといいます。
なかでも新型E-アウトバックは、スバルのEVラインナップにおけるフラッグシップとなるクロスオーバーユーティリティビークルの新型車です。
同モデルは、米国などで新型「トレイルシーカー」の名で発表されていますが、欧州では30年の歴史を持つスバルのクロスオーバーワゴンの名を冠しました。
ベースとなったのは、スバル初の電動SUVとして、トヨタと共同開発されたソルテラのマイナーチェンジモデル。
ガソリンモデルのアウトバックがもつ多用途性や走破性、そしてどこへでも行ける自信といったあらゆる要素を、高性能な電動パワーと洗練されたテクノロジーで融合したといいます。
74.7kW/hの大容量バッテリーを搭載し、前後に高出力モーターを搭載したシンメトリカルAWDと組み合わされ、最高出力は280kW(375HP)。0-60mph(約96km/h)加速は4.4秒、航続距離は450km以上です。
最低地上高210mmで、「デュアルX-MODE」も備え悪路での走破性を確保するほか、けん引能力は1.5トンを発揮します。
外観は、大型ルーフレールを備えたタフなスタイルを特徴とし、18インチおよび20インチの大径ホイールと組み合わせます。
室内もソルテラよりも大幅に拡大。特に大容量の荷室空間とし、大型スーツケース4つが積載可能としました。
安全面では、スバル独自の先進運転支援機能「アイサイト」を搭載します。
新型E-アウトバックは、欧州で2026年第1四半期に発売されます。
なお一部の国では、2025年第4四半期より予約注文を開始する予定だといいます。
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新型E-アウトバックの日本での導入予定については明らかにされていませんが、SNSなどには早くもさまざまな反響が寄せられています。
多かったのは「日本でも売るのかな」「アウトバックの廃止は納得いかん」「大きな荷室のワゴン車はありがたい」など、アウトバックのネーミング復活に期待を寄せる声でした。
いっぽうで「EVなのか」「電気自動車よりもエンジン車希望」など、BEVに対するアレルギーはまだまだ根強い様子もうかがえます。
現在、日本市場では「フォレスター」を頂点に、「レヴォーグ」「レヴォーグ レイバック」「クロストレック」、そして「ソルテラ」といったSUVがラインナップされています。
ただ、大型の荷室を備えたステーションワゴンのクロスオーバーモデルだったアウトバック(レガシィ アウトバック)の直接の後継車はラインナップされないままの状態が続いています。
「アメリカで売っている新型アウトバックを持ってきてほしい」と、海外専用車となった新型アウトバックの国内導入を望むコメントも多く見られ、潜在的にはいまも根強いニーズがあるようです。
Writer: くるまのニュース編集部
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