2025年7月11日、ホンダは「フィット」の一部改良モデルを発売しました。特別仕様車「ブラックスタイル」にも改良が行われています。

　初代フィットは2001年に発売されたコンパクトカー。現行モデルは2020年に登場した4代目です。

　ホンダが独自に開発した「低床FFプラットフォーム」を採用。このプラットフォームにより、コンパクトな車体サイズながらも、優れたユーティリティを実現しています。

　ボディサイズは、全長3995-4095mm×全幅1695-1725mm×全高1515-1570mmです。

　フィットには、5つのグレード「ベーシック」「ホーム」「RS」「クロスター」「リュクス」に加え、特別仕様車「ブラックスタイル」がラインアップされています。

　「ブラックスタイル」は、「ホーム」をベースに専用の内外装が採用されたモデルで、2023年1月に発表されました。

　最大の特徴は、エクステリアに施されたブラックのアクセントです。フロントグリルにはブラッククロームメッキが施され、ブラック塗装されたサイドシルガーニッシュ、専用設計のフロントロアースカート、テールゲートスポイラーなどが装備されています。

　また、足元にはベルリナブラック塗装が施された専用の15インチアルミホイールが装備されます。

　さらに、インテリアには、ピアノブラック調の加飾が施されており、特にステアリングスイッチやシフトレバー周りにはブラックの装飾が施されています。

　それ以外にも、ドリンクホルダーやその他の細部にもブラックの加飾が施されており、全体として統一感のあるインテリアが完成しています。

　もちろん、「ブラックスタイル」には、フィットの標準装備である先進運転支援システム「Honda SENSING」が搭載されています。

　そのほか、「Honda CONNECT」によるコネクテッド機能も搭載され、車両の状態確認や遠隔操作などが可能となっています。

　なお、パワートレインはほかのグレードと同様に、ガソリンエンジンとハイブリッドシステム「e：HEV」から選択可能です。燃費性能は最も良いモデルで28.9km／Lに達します。

　一部改良後の「ブラックスタイル」の価格は、ガソリンエンジンモデルが210万7600円から231万1100円、e：HEVモデルは245万800円から265万5400円となっており、従来モデルより7〜8万円程度の値上げとなっています。

　ブラックスタイルに対して、SNS上では「ブラックで統一されたデザインがシンプルでありながら目を引く」「内外装の仕上げが一貫しており、視覚的にまとまりがある」などと多くのコメントが見られます。

　また、コストパフォーマンスに関しても「価格に対して高いクオリティが感じられる」「フィットの新しい選択肢として魅力的」といったコメントが寄せられています。