トヨタ「最新ハイエース」がスゴい! パワーアップした専用エンジン×走り系サスペンション搭載! 高級デザイン採用した特別な「スーパーGL DARK PRIME S」何が違う?
トヨタは、人気のバン「ハイエース」の現行モデル発売20周年を記念して、特別仕様車「スーパーGL “DARK PRIME S”」を2025年2月に発売しました。通常グレード「スーパーGL」との違いは何でしょうか。
高級内外装がイイ「スーパーGL DARK PRIME S」とは?
トヨタ「ハイエース」は初代モデルが1967年10月に発売されたキャブオーバータイプの商用バンで、60年近くにわたって多くの人に愛用される人気車です。
近年ではそのボディの大きさが織りなす広大な室内空間と、頼れるタフギア感がプライベートユースでも重宝されています。

現行モデルは2004年8月にデビューした5代目で、昨年(2024年)20年周年を迎えました。
そして2025年2月、現行モデルの発売から20年が経ったことを記念した特別仕様車「スーパーGL “DARK PRIME S”」を追加し、注目となっています。
一体どのような特別仕様車なのでしょうか。
スーパーGL “DARK PRIME S”は「スーパーGL(ロング・標準ボディ・標準ルーフ)」をベースとし、ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1980mm、ホイールベース2570mmです。
パワートレインは、2.8リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンと6速ATを組み合わせていますが、同車の最大の特徴はエンジンに手を加えたこと。
通常モデルと比べて、最高出力は7馬力アップして158馬力へ、最大トルクは30Nmアップして330Nmへと向上させ、パワフルな動力性能を実現しました。
燃費(WLTCモード)は2WDが12.4km/L、4WDが11.6km/Lです。
さらに、専用のショックアブソーバーを装備することで、トルクフルな走りとしなやかな乗り味に貢献しています。
エクステリアは、クリアスモーク加飾が印象を引き締めるLEDヘッドランプが特徴的。また、プラチナサテンメッキが堂々した印象を演出するメッキフロントグリルや、メッキバックドアガーニッシュにより、高級感と存在感を示しています。
一方、インテリアではルーフやピラーがブラックアウトされているほか、シフトノブやインストゥルメンタルパネルのアッパー部にはカーボン調加飾が施されるなど、商用バンとは思えない質感の高いインテリアとなっており、プライベートユースでも違和感はありません。
また、シフトノブの本革や、フロントドアトリムとシート表皮の合成皮革など、レザーがシックな内装を演出しています。
ほかにも、フロントシートに刻まれた「S」の専用刺繍や専用スカッフプレートなど、ドライバーの所有感を満たすアイテムも盛り込まれました。
そんなスーパーGL “DARK PRIME S”では、エンジンや内外装だけでなく、専用ショックアブソーバーを採用している点も注目されます。
加えて、トヨタカスタマイジング&ディベロップメントが展開するエアロパーツシリーズ「モデリスタ」のVersionI、VersionIIが刷新されるなど、カスタマイズの幅も広がりました。
ハイエース スーパーGL “DARK PRIME S”の価格(消費税込)は、2WDが420万円、4WDが450万1200円です。
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ハイエースは一般的なミニバンとは異なる魅力が詰まった本格的なバン(商用バン)として人気です。
業務用途としてはもちろん、プライベートユースでも一度検討してもよいかもしれません。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)








































