2025年7月26日から27日まで、AICHI SKY EXPO （愛知県国際展示場／愛知県常滑市）にて「オートメッセin 愛知」が開催され、会場にはさまざまなカスタムカーが並びました。

　なかでも、カスタムカーショップのIFUU（威風）がトヨタ「ハイエース」をベースに、多彩なシートアレンジを可能にしたカスタムカーを展示していました。どのような特徴があるのでしょうか。

　IFUUは、大阪府和泉市を拠点にハイエースのほか、トヨタ「プロボックス」、日産「キャラバン」など商用車を中心にオリジナルカスタムパーツを展開。またエアロパーツ部門として「Dynasty（ダイナスティ」も展開しています。

　今回のイベントでは、ハイエースワゴンGLをベースに、今年2025年に発表したばかりだという「X（クロス）シート」を搭載したカスタムカーを展示していました。車両の特徴について、担当者は以下のように話します。

「もともと備わっていたシートを全部外して、当社オリジナルの新しいシートを搭載しています。

　ベンチシートって一本物になっていると、全体的に動かさないと後ろに乗ることができませんが、このクロスシートはセパレートタイプになっていて独立して倒れるので、後ろに行きやすくなっています。

　またフルベッド、対面シートなど容易にシートアレンジが可能となっています」

　最大のポイントとなるオリジナルの座席シートは、セパレート仕様で自由に前後をスライドさせて止められるため、用途によって多彩なシートアレンジを可能にします。

　フルフラットにすればベッド長さは2450mm×横幅1400mmシートと広々とした空間に。

　シートには黒を基調にホワイトカラーのステッチがあしらわれたデザイン性のあるシートカバーが装着され、商用車の雰囲気を感じさせない仕上がりとなっています。

　なお、乗車定員は前2名、1.5列目に後ろ向き2名、クロスシートに3名、3名の合計10名です。

　さらに外観にはダイナスティのエアロパーツを装着。フロントにはユーロフェイスボンネット、バンパーハーフスポイラー、4連のデイライトを装着し、ラグジュアリーな高級SUVが意識されたデザインに。

　サイドには25mm幅で20mmダウンしたオーバーフェンダー、リヤにもフロントのデザインに合わせたリヤハーフスポイラー、リヤウイングも装着され、SUVらしい力強さを彷彿とさせます。

　なお、当日会場に展示されてあった車両は、車内の新作シートを装備したほか、内外装のカスタムを含め、車両価格（消費税込み）749万円と案内されていました。

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　反響について担当者は以下のように話します。

「やはりファミリー層のお客さまからご支持いただいていますね。

　大人数乗せたい、荷物を乗せたいなどいろんな用途にも対応して、このクルマ1台で済む仕様になっているので、『アルファード』『ヴェルファイア』からのお乗り換えも多いです」

　当日は「このクルマを見に来た」「実車が見たくて」とブースを訪れたユーザーも見られ、注目度の高さがうかがえます。