ホンダ「“新型”フィット」まもなく登場!? “顔面刷新”で「精悍2段ライト」ד大口グリル”採用か? 登場5年経過の「手頃コンパクト」が「ビッグマイナーチェンジ」 中国で実施か
ホンダ「フィット」の大規模マイナーチェンジモデルが中国で明らかになりました。一体何が異なるのでしょうか。
主力コンパクト「フィット」 いよいよ大刷新か
ホンダの主力コンパクトカー「フィット」の現行型は2020年に登場した4代目で、日本だけでなくヨーロッパや中国、シンガポールなどでも販売されています。
登場から5年目を迎え、全面刷新や大規模マイナーチェンジが期待されるなか、中国でデザインの大幅変更が実施される見込みです。一体どういうことなのでしょうか。

フィットは2001年に登場。「ロゴ」の後継にあたりますが、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」により、広い室内を実現したほか、スタイリッシュなデザインの採用や使い勝手を大幅に向上。
日本においては初代が大ヒットし、以後、コンパクトカーのクラスをけん引するモデルとして根強い支持を獲得しています。
現行型は2020年2月に発売された4代目です。使い勝手や広い室内空間はそのままに、デザインを一新し、欧州車のようなカジュアルなスタイリングを採用。
また、燃費と走行性能を両立させた2モーターハイブリッド「e:HEV」の搭載や、先進機能「ホンダ センシング」の熟成などを図っています。
日本仕様車では2022年10月に中規模のマイナーチェンジが実施され、グレードの整理のほか、ガソリンモデルの排気量アップ、e:HEVモデルの出力を向上を実施。以後も複数回の小改良が施されています。
そんなフィットですが、登場からすでに5年が経過しており、そろそろ次期モデルないしは大規模なマイナーチェンジが期待されるところです。
そんななか、中国で販売中のフィットについて、近々大規模マイナーチェンジが実施されることが判明しました。
中国においては新型車や既存車のマイナーチェンジを国の機関である中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)に届け出る必要があり、正式な発売・発表前に届出がなされます。
フィットのビックマイナーチェンジは2025年4月の届出情報から判明したもので、主にフロントフェイスが大刷新されます。
現行モデルでは、フランス車風の大きなヘッドライトに横長のロアグリルを組み合わせるカジュアルな雰囲気でしたが、マイナーチェンジモデルでは薄型の精悍なヘッドライトに、大開口風のアグレッシブなバンパーロアを採用。
ヘッドライトは上下2段分割と、近年のトレンドに準じたものですが、現在販売されているホンダ車のいずれのデザインとも異なり、独自のものとなっています。今後、フィットのマイナーチェンジを皮切りに、他モデルにも採用される可能性も否定できません。
ボディサイドなどはフロントの形状を除いて大きな違いはなく、リアも概ねマイナーチェンジ前とは変わりませんが、バンパーロアの形状が異なっています。
従来モデルではなだらなかスタイリングにあわせ、段差の少ない丸基調のデザインでしたが、マイナーチェンジでは下部をブラックアウトとし、さらにディフューザー感のあるエアロ形状を採用。フロント同様に精悍なイメージをアップさせています。
またボディサイズは全長4169mm×全幅1694mm×全高1537mm、ホイールベース2530mmと記載され、フロントフェイスの変更に伴ってか、全長は現行モデルの中国仕様(4081mm-4125mm)よりもわずかに大きくなっているようです。
工信部への掲載は4月であり、至近にあった「上海モーターショー2025」で披露されるのではないかといった憶測もありましたが、7月末現在、まだマイナーチェンジに関する情報は一切明かされていません。
広汽ホンダの公式サイトやSNSも、フィットのマイナーチェンジに関する動きもなく、具体的な登場時期は不明です。
ただし、多くのケースで工信部への掲載から早い段階で発表・発売がなされることから、いよいよ中国で正式なマイナーチェンジが発表されそうです。
日本仕様車についてもマイナーチェンジについて一切の情報はありませんが、もしかすると今回の中国モデルに準じた改良が実施される可能性もあります。今後の動向に注目です。
Writer: 伊勢崎剛志
自動車販売から自動車雑誌編集部を経て、ライターとして独立。趣味も多彩だが、タイヤが付いているものはキホン何でも好きで、乗りもので出かけることも大好物。道路や旅にも精通し、執筆活動はそういった分野をメインに活動。















































































