2025年7月26日から27日にかけて、東京ビッグサイト（東京都江東区）にて開催された「東京キャンピングカーショー2025」には、軽自動車をベースとしたコンパクトなキャンピングカーから、キャンピングカービルダーがいちから作り上げた本格的なフルコンバージョンモデルまで、幅広いモデルが展示されていました。

　そんな中でも一際目立つカラフルなボディカラーをまとった最新のホンダ「フリードクロスター」をベースとしたキャンパー仕様を複数台展示していたのが、キャンピングカーの老舗、ホワイトハウスキャンパー（愛知県東郷町）のブースです。

　このフリードクロスターは、「Style_iD FREE STYLE（スタイルアイディ フリースタイル、以下Style_iD）」と名付けられたもので、2025年1月31日から2月3日まで幕張メッセ（千葉市美浜区）で開催された「ジャパンキャンピングカーショー2025」で初公開されたばかりのニューモデルです。

　ベース車の仕様（ガソリンorハイブリッド、2WD or 4WD）はもちろんのこと、エクステリアやインテリア、そしてルーフキャリアやラダー、キャビネットなどの各種装備品を全て自分好みに選択することができるという点が大きな特徴。

　カスタマイズ可能なポイントはエクステリア部で11箇所、エクステリアに装着できるギアが8種類、インテリアではシートカバーやカーテン、ベッドキット、サイドキャビネット、テーブルなど8項目からチョイスすることができるようになっています。

　ボディカラーだけでも20色以上が設定されており、ツートンカラーにも対応しているために、完全に自分だけの1台を作り上げることが可能となっているのです。

　もちろん、ホワイトハウスのキャンピングカーとしておなじみの「ポップアップルーフ」も選択することができるので、コンパクトなフリードクロスターでも広いくつろぎの空間を実現することができるというのもポイントでしょう。

　会場には「20代後半 独身女性」をイメージしたソロキャンパー仕様、「30代中盤 独身男性」をイメージしたこだわりの車中泊旅仕様、「30代後半夫婦と5歳の子ども」をイメージしたファミリーキャンプ仕様の3種類の車両が展示されており、同じベース車でも全く異なるキャラクターの車両に仕上げられることをアピールしていました。

　このStyle_iDは、専用のウェブページ上でひとつひとつのパーツのカラーやデザイン、マテリアルなどを選んでシミュレーションをすることができ、金額も確認することができるので、自分の好みの仕様が見つかるまで時間を気にせず思う存分悩むことができるのも嬉しいところ。

　そして仕様が決まったらそのままオーダーまで完結できるため、何度も店舗に足を運ばなくても済むというのもポイントで、忙しくてなかなか時間を作ることが難しい人にとってもありがたいといえるのではないでしょうか。

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　キャンピングカーというと大型の車両で日常使いには不向きというイメージがありますが、コンパクトミニバンのフリードクロスターがベースであれば、平日は通勤、週末はキャンプと1台でこなすこともできるので、Style_iDはキャンピングカーの入門車としては最適な1台といえるでしょう。