ホンダが新型「“軽”ハイトワゴン」初公開! 丸目の「レトロ顔」&まさかの“ナビ無し”「斬新内装」が超カッコいい! 「メーカー初の新色」も魅力の“軽快ナチュラル仕様”! 2025年秋発売の新型「N-ONEイー」デザインの特徴とは?
ホンダは2025年7月28日、今秋に発売予定の新型軽乗用EV(電気自動車)「N-ONE e:」に関する情報を先行公開しました。軽乗用車「N-ONE」とはどう違うのか、内外装デザインの面から紹介します。
外観デザインコンセプトは「軽快ナチュラルエクステリア」
2025年7月28日、ホンダは2025年秋に発売予定の新型軽乗用EV(電気自動車)「N-ONE e:(エヌワン イー)」に関する情報を先行公開しました。
車名からは軽乗用車「N-ONE(エヌワン)」との強いつながりが伝わりますが、どのように進化したのでしょうか。内外装デザインの面から紹介します。

N-ONEは、新しい軽ベーシックモデルとして、初代が2012年に登場しました。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1610mm、ホイールベース2520mm。
軽の中では全高1600mm級の「軽ハイトワゴン」にカテゴライズされますが、同クラスのスズキ「ワゴンR」やダイハツ「ムーヴ」などとは一線を画するレトロなデザインが大きな特徴です。これは、デザインモチーフとなっている「N360」の雰囲気に由来します。
N360は、ホンダ初の軽乗用車として1967年に誕生しました。
メカは最小に収めつつ乗員スペースを最大にとるという、ホンダのクルマづくりに欠かせない「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」をはじめて取り入れています。
また、ちいさくてかわいいスタイリングから「エヌッコロ」の愛称で親しまれ、男女問わず幅広い層から支持を集めました。
N-ONEは、そんなホンダ4輪車の歴史の第一歩となったベーシックモデルの思想をもとに、「これからの日本に新しい乗り物を提案したい」「長く愛されるクルマを提案したい」との思いを込めたといいます。
特にデザインが好評を博したことから、2020年11月に登場した2代目(現行モデル)N-ONEも、「丸・四角・台形」を組み合わせたタイムレスなエクステリアイメージをそのまま継承しています。
2代目のボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1545-1570mm、ホイールベース2520mm。
初代で2015年に追加された、屋根形状などが異なる低ルーフ仕様が全面的に取り入れられて、全高が低くなったほかは同寸法を維持します。
今回、詳細情報が明らかにされた新型N-ONE e:は、こうしたN360からN-ONEへと脈々と息づくキャラクターを継承。電動モデルならではの力強くクリーンな走りと静粛性を加えた、スタンダードなEVとして誕生しました。
なお国内で発売される軽EVとしては、商用モデル「N-VAN e:」に続く第2弾となります。
外観デザインはN-ONEのデザインをベースに、EVらしいクリーンさを表現しつつ、前後形状も全面的に変更されています。
エクステリアを担当した本田技術研究所 オートモービルデザイン開発室 プロダクトデザインスタジオ デザイナー 中島 英一さんは、その狙いについて次のように説明します。

「デザインコンセプトは、“軽快ナチュラルエクステリア”です。
Nシリーズのヘリテージにフリーな時代変化を掛け合わせたコンセプトとして、『軽快フォルム』『愛着フェイス』『つるんとサーフェイス』の3つの要素を集約しました」
新型N-ONE e:のフロントまわりは、フェンダーまわりなどに立体感を強め、ヘッドライトもデジタルテイストのリングライトを与えて頼もしさや先進性を表現します。
ちなみにヘッドライトは、軽スーパーハイトワゴン「N-BOXカスタム」のユニットを流用しているといいます。
リアも、ガラスを含めテールゲート全体に強く張りを与え、「つるん」とした曲面に変化しています。テールランプもホワイトリングライトとし、クリーンな印象を与えます。
ボディカラーは、ホンダ車初採用となる新色「チアフルグリーン」ほか、クリーンでナチュラルな全5色のカラーが用意されます。
中島さんは「お客様の気持ちが晴れやかになるような、生き生きとした軽快なカラーとしました」とその狙いについて説明します。




















































































































