スバル「新型SUV」世界初公開! “338馬力”の「スポーティモデル」! 斬新「ツルツル顔」&高性能4WDがイイ「アンチャーテッド」米国に登場

スバルは、EV(電気自動車)の新型コンパクトクロスオーバーSUV「アンチャーテッド」を発表しました。スポーティなパフォーマンスと480kmを超える航続距離で注目を集めています。いったいどのようなクルマなのでしょうか。

新型「アンチャーテッド」どんなモデル?

 スバル米国法人は2025年7月17日(現地時間)、ニューヨーク市でまったく新しいEV(電気自動車)となる新型「スバル アンチャーテッド」を世界初公開しました。

 “338馬力”の「スポーティモデル」!
“338馬力”の「スポーティモデル」!

 スバルのEVラインナップに新たに加わるこのコンパクトクロスオーバーSUVは、ブランドの電動化戦略を加速させる重要なモデルです。なお、同車は欧州トヨタが販売する「C-HR+」のOEM供給モデルとなります。

 その名は、オーナーを新たな冒険へと誘う、高い走破性能と運転する楽しさを表現しています。グレード構成は、前輪駆動の「Premium FWD」、そしてAWD(全輪駆動)の「Sport」「GT」の3種類が設定されます。

 アンチャーテッドの最大の魅力は、そのダイナミックなパフォーマンスにあります。SportおよびGTグレードでは、フロントとリアに搭載されたデュアルモーターがシステム最高出力338馬力を発生。0-60mph(約96km//h)加速は5秒未満という、スポーツカーに匹敵する性能を誇ります。

 組み合わされるバッテリーは、74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーです。航続距離は、AWDのSportおよびGTで最大290マイル(約466km)を見込んでいます。また、手頃な価格帯で限定数のみ販売されるFWDのPremiumモデルは、最高出力221馬力で、300マイル(約482km)以上の航続距離を実現します。

 充電性能も大幅に強化されました。北米で普及が進むNACS充電ポートを標準装備し、最大150kWのDC急速充電に対応。バッテリー残量10%から80%までを約30分で充電可能です。

 また、バッテリーの温度を最適に保つプレコンディショニングシステムにより、寒冷地でも安定した充電速度を維持します。家庭用としては、11kWのオンボードチャージャーが搭載されています。

 シャシーは、軽量かつ高剛性な高張力鋼板を採用し、床下のバッテリーを構造部材として活用することで堅牢なボディを実現。スバルが長年培ってきたシャシー開発技術により、雪道や未舗装路でも高いグリップ性能を発揮します。

 荷室容量はセカンドシート後方で25立方フィート(約708リットル)以上を確保し、最小回転半径は「クロストレック」とほぼ同等で、市街地での取り回しにも優れています。

 インテリアでは、14インチの大型タッチスクリーンが標準装備され、ワイヤレス接続のApple CarPlayおよびAndroid Autoにも対応。センターコンソールには2台同時に充電できるワイヤレススマートフォンチャージャーを、後席用にはUSB-Cポートを2つ備えるなど、利便性を高めています。

 安全性能もスバルらしく、運転支援システム「アイサイト」が標準装備されます。プリクラッシュブレーキやブラインドスポットモニター、レーンディパーチャーアラートなどが含まれます。さらに、上級グレードには渋滞時支援機能やレーンチェンジアシストも装備されます。Sportグレードには、悪路走破性を高める「X-MODE」が追加されます。

 この新型アンチャーテッドの米国での発売は、2026年初頭が予定されています。車両価格や日本市場への導入に関する詳細な情報についてはなく、今後の発表が待たれます。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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