トヨタ新「ランドクルーザー」発表! まさかの「2人乗り」仕様アリ!? フルフラットの超「“広々”荷室」がイイ実用仕様「コマーシャル」も登場予定の「48Vモデル」英国に登場
トヨタの英国法人は2025年6月23日、「ランドクルーザー」(日本名ランドクルーザー250)の48Vハイブリッドシステムを搭載した新モデルを発表しました。どのようなクルマなのでしょうか。
え?2人乗り仕様もあり?
トヨタの英国法人は2025年6月23日、「ランドクルーザー」(日本名ランドクルーザー250)の48Vハイブリッドシステムを搭載した新モデルを発表しました。

ランドクルーザーは1951年に登場した通称トヨタ・ジープ(BJ型)をルーツとする本格クロスカントリー車。70年以上にわたり、堅牢なラダーフレーム構造と高い悪路走破性を武器に、世界中の道なき道を走破してきました。
現在は用途や市場に応じてフラッグシップ系(300系)、ヘビーデューティー系(70系)、ライトデューティー系(250系)の3系統が展開されています。そのうち英国で販売されているのはライトデューティー系です。2.8リッター直列4気筒ディーゼルエンジン(最高出力204ps/最大トルク500Nm)を搭載しています。
今回英国で発表された新モデルは、2.8リッターディーゼルエンジンに、モーター機能を持たせたオルタネーター(モータージェネレーター)と電圧48Vの小型リチウムバッテリーを組み合わせた、いわゆるマイルドハイブリッド車(MHEV)です。
モータージェネレーターは最大12kWの出力と65Nmのトルクで、エンジンをアシストするほか、回生ブレーキなどと合わせ、燃費効率向上に貢献します。
フルハイブリッドのようにモーター単独での走行はできないものの、システムがコンパクトかつ軽量なため、既存のパワートレイン構造を大きく変更することなく搭載できるのがメリットです。
この48Vハイブリッドシステムは近日発売予定の商用モデル「ランドクルーザーコマーシャル」にも搭載されます。
このコランドクルーザーコマーシャルでは、後席をなくし、前席2名の2人乗り仕様として、荷室スペースを最大化しています。
荷室のサイズは長さ1685mm×幅1286mm×高さ1090mm、容量は最大2000リッター(VDA方式)となります。
48Vハイブリッドシステムを搭載したランドクルーザーの英国での価格は未定。発売時期は後日発表され、ユーザーへのデリバリー開始は2026年初頭になる見通しです。
トヨタは「信頼性、耐久性、悪路走破性」というランドクルーザーの本質を維持しながら、持続可能なモビリティへと一歩踏み出すかたちで、電動化を進めています。今回の48Vハイブリッドの採用は、その第一歩といえるでしょう。
欧州市場においても、本格クロカンと環境性能の両立が問われる時代が到来しつつあることを印象づける発表となりました。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。














































































