マツダの「”ミッドシップ”スポーツ」がスゴかった! 全長4.7m級の「”880kg”超軽量ボディ」でめちゃ楽しそう! 600馬力超えの架空マシン「LM55 VGT」どんなモデルだった?
レースゲーム「グランツーリスモ」には架空のモデル「ビジョン グランツーリスモ」シリーズが登場しています。今回は、マツダの「LM55 ビジョン グランツーリスモ」について紹介します。
マツダの希望を積み重ねた「LM55」!
ソニーが20年以上展開しているレースゲームシリーズ「グランツーリスモ」。2025年5月15日のアップデートでは、軽トラのスズキ「キャリイ」が実装され、話題を集めました。
そんな商用車が追加される一方、このゲームには世界中の自動車メーカーと協力して作り上げたオリジナルのモデル「ビジョン グランツーリスモ」が登場します。その中の1台がマツダ「LM55 ビジョン グランツーリスモ」です。

グランツーリスモは最初のタイトルが1997年発売されたレーシングゲーム。
当時、プレイステーションのスペックをフル活用したリアルな実車体験が話題となり、結果20年以上続く人気タイトルになりました。
誕生25周年となる2022年には、最新作「グランツーリスモ7」が発売されています。
直近では、2025年5月15日にアップデートが行われ、スズキのキャリイが登場。日本の街中で見る軽トラックが、レースシーンでもしっかりと再現されています。
そんなグランツーリスモシリーズには架空のモデルである「ビジョン グランツーリスモ」シリーズも収録されています。
なかでもLM55 ビジョン グランツーリスモは、マツダが「ル・マン24時間レース」での完全勝利を見据えて作ったモデルです。
ボディサイズは全長4750mm×全幅2035mm×全高860mm。車体重量は880キロに抑えられています。
エクステリアは、1991年に「ル・マン」優勝を成し遂げた「787B」を思わせるレーシングカーとなっています。
作り上げたのはマツダのデザインチーム。マツダの「魂動」デザインにインスピレーションを受けつつ、フロントマスクは近年のマツダのロードカーを思わせるデザインにしています。
モノコックの骨格はカーボンファイバー製。他にも随所にカーボンファイバーを多用し、徹底した軽量化を施している。
パワートレインには最大650馬力、最大トルク57.6kgf-mを発揮する自然吸気エンジンと8速トランスミッションを組み合わせています。エンジンレイアウトはミッドシップで、4WDです。
カスタムカーイベント「東京オートサロン 2016」には、LM55 ビジョン グランツーリスモの実車も展示され、大いに注目を集めました。
同車について公式サイトでは「マツダのアイデンティティーでもある飽くなきチャレンジャー精神から生まれた、未来へのビジョンである」と結んでいます。
Writer: 鈴木伊玖馬
愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。



















































