トヨタ“新”「“超すごい”4WDスポーツカー」世界初公開へ! 画期的「エンジン」搭載のスーパーマシン! 迫力エアロもイイ「GRヤリス Rally2 H2 Concept」欧州で登場へ
トヨタの欧州法人は2025年7月8日、今夏開催のFIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦「ラリー・フィンランド」で、水素エンジンを搭載する「GRヤリス ラリー2 H2コンセプト」を初公開すると発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
トヨタ“新”「“超すごい”4WDスポーツカー」
トヨタの欧州法人は2025年7月8日、今夏開催のFIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦「ラリー・フィンランド」で、水素エンジンを搭載する「GRヤリス ラリー2 H2コンセプト」を初公開すると発表しました。

この車両は、フィンランドに拠点を置くTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(以下、TGR-WRT)が開発したもので、ラリー競技車両「GRヤリス ラリー2」をベースに、気体水素を燃料とする内燃機関を搭載しています。
走行中の二酸化炭素排出量をほぼゼロとしながらも、ガソリンエンジンのラリーカーと同等のエンジンサウンドやドライビングフィールを実現しているのが特徴です。
トヨタはこれまでも、モータースポーツを起点とした「もっといいクルマづくり」と、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを進めてきました。2021年からは、水素エンジンを搭載した「GRカローラ」で日本国内のスーパー耐久シリーズに参戦し、実戦の場で得られた知見を開発に活かしてきました
2022年には、水素を燃料とする「GRヤリスH2」をWRC第9戦ベルギーで初披露し、欧州のラリーステージで水素エンジン車両を走らせるという新たな一歩を踏み出しました。
今回発表されたGRヤリス ラリー2 H2コンセプトは、そうした取り組みをさらに発展させたもので、ラリー2カテゴリーでの実用性と可能性の検証を目的としています。
デモンストレーション走行は、ラリー・フィンランドの開幕日とその翌日を予定しており、WRCのレジェンドドライバーであるユハ・カンクネン氏がステアリングを握ります。実戦形式での走行ではないものの、水素エンジン技術を世界的な注目の場で披露する貴重な機会となります。
競技車両のデモンストレーションに加えて、水素関連技術を紹介する特別展示も実施されます。会場となるユバスキュラ市内では、「MIRAI(ミライ)」やピックアップトラック「タンドラ」など、トヨタが手がけるさまざまな水素車両が展示される予定です。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。














































































