買い物や外出先での駐車場。バックでの車庫入れに苦手意識を持つドライバーは少なくありません。

　特に商業施設などの平置き駐車場では、周囲の視線も気になり、焦ってしまうことも。

　そんな悩みを解決する、誰でも実践できる4つのステップとはどのようなものなのでしょうか。

　バック駐車が苦手だという人でも、正しいステップを踏めば意外と簡単に車庫入れができます。

　ポイントは「焦らない」「ひとつひとつの動作を確実に行う」ことです。

　では、それぞれのステップごとに手順を見ていきます。

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　【ステップ1：適切な位置取りと準備】

　まず駐車スペースを見つけたら、ハザードランプを点灯させましょう。

　これにより後続車に駐車の意思を伝えることができます。次に、ゆっくりと駐車の体勢に入ります。

　この段階で最も重要なのは、駐車スペースの安全確認です。

　路面の状態や障害物、そして輪止めの有無をしっかりチェック。

　輪止めがあると、バック時の距離感の目安になるだけでなく、車両の保護にもつながります。

　後続車が来ていないことを右ミラーで確認したら、ハンドルを少し右に切って前進します。

　左側のミラーや窓から見える景色がポイントになります。

　左ミラーに特定の風景が映るタイミングでバックに入る準備を。

　【ステップ2：基本のバック操作】

　バックギアに入れたら、左ミラーで目印を確認しながら、ゆっくりとまっすぐにバックします。

　このとき、オートマチック車の場合は重要なコツがあります。

　アクセルは踏まずに、ブレーキだけで速度を調整するのがポイントです。

　クリープ現象（アクセルを踏まなくても車がゆっくり動く現象）を利用することで、より繊細な速度調整が可能になります。

　アクセルを踏むと急発進のリスクがあるため、特に初心者はブレーキコントロールだけで操作することを推奨します。

　【ステップ3：ハンドル操作のタイミング】

　車庫入れの成功を左右する重要なポイントが、ハンドル操作のタイミングです。

　目印の位置に左後輪が近づいたら、ハンドルを左いっぱいに切ります。

　そのままゆっくり下がりながら、右側の隙間もしっかり確認します。

　この時、ハンドルは左いっぱいのままで下がることが重要です。

　左側が特定の見え方になったら一旦停止。これで左側の位置取りは完了。

　【ステップ4：最終調整】

　車体がまっすぐになったら一旦停止し、止まったままハンドルをまっすぐに戻します。

　この時点で車両は駐車スペースにほぼ収まった状態になっています。

　左右の隙間を確認し、問題なければ焦らずゆっくりとバックして駐車を完了です。

　輪止めがない場合は下がりすぎに注意することも忘れないでください。
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