全長4mで9人乗れる!? ダイハツの「小型バン」がスゴい! ギュウギュウになって座る斬新「対面シート」採用! 「グランマックス」インドネシア仕様とは?
ダイハツの小型商用バン「グランマックス」のインドネシア仕様には、斬新なレイアウトの「ミニバス」がラインナップされます。どのようなモデルなのでしょうか。
ギュウギュウになって座る斬新「対面シート」採用!
小さなクルマを得意とするダイハツは、小型の商用バンも手掛けています。それが、「グランマックス」です。
車名のグランマックスは、「Grand(壮大)」と「Maximum(最大)」を組み合わせたもの。コンパクトなボディに広い室内空間を有したモデルであることを示しています。

ボディサイズは全長4045mm×全幅1655mm×全高1900mm-1930mmとコンパクトな設計。
インドネシアの現地法人であるアス トラ・ダイハツ・モーター社で生産され、同市場では3つのボディタイプが用意されています。
「ブラインドバン」は窓のない荷物運搬用の商用仕様で、物流に最適、「ピックアップ」は荷台付きで、建築や農業での利用に適しています。
そして特に注目されるのが3つ目の「ミニバス」で、最大9人が乗れる仕様となっています。
ミニバスは、2列シートに加えて、左右に配置された“対面式シート”を採用しているのがユニークなところ。
インドネシアなどではこのミニバスが公共交通手段として活用されており、互いのヒザが触れ合うほどギュウギュウになって座る対面式シートは乗客同士の会話が弾むきっかけとなるなど、移動中に楽しい時間を過ごせると好評のようです。
グランマックスの外観は、頑丈なフロントバンパーや14インチホイールを装着し、実用性と力強さを両立。
最低地上高は高く設定され、未舗装路や水たまりでも安心して走行可能となっており、都市部だけでなく、道路事情が悪い地方の悪路でも優れた走破性を発揮します。
内装は実用性を重視し、多数のカップホルダーや収納スペースを確保。シンプルながら使い勝手の良い内装で、長時間のドライブでも快適です。
パワートレインは、1.3リッターエンジン(最高出力88馬力、最大トルク115Nm)と1.5リッターエンジン(97馬力、134Nm)の2種類を用意。
どちらも5速MTのみの設定ですが、特に1.5リッターエンジン車には電子パワーステアリングが装備され、狭い道でもスムーズな操作が可能となっています。
インドネシアでのグランマックスの価格は、1億7590万インドネシアルピア(約161万円)から2億885万インドネシアルピア(約191万円)と手頃で、コストパフォーマンスに優れたモデルとして支持されています。
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日本では、ダイハツが国内で販売する商品として初の海外生産車で、「グランマックスカーゴ」の車名で2008年より導入されています。
そして、2025年6月16日に一部改良を発表。最新モデルでは、新たに後方視界確認用のリアコーナーセンサーが搭載され、メーターにはリアコーナーセンサーとコーナーセンサーブザーOFFの表示が追加されるなど、安全性能が向上しました。
さらに、万が一の事故発生時に迅速にドアが開放されるよう、衝撃を感知した際にドアロックが解除される機能を新たに追加しています。
Writer: くるまのニュース編集部
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