ホンダの「スライドドア“SUV”ミニバン」!? “5人乗り”「車中泊ステップワゴン」カスタム車公開! 広々「ダブルベッド」で2人寝られる快適仕様! ロッキー2のキャンパー仕様「MV」がスゴかった!
2025年6月27日から3日間開催の「東京アウトドアショー2025」に、ROCKY2はホンダのミニバン「ステップワゴン」をベースにしたキャンピングカーを出展しました。どのようなクルマなのでしょうか。
快適装備満載のミニバンで「車中泊」旅もラクラク!
2025年6月27日から29日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)を会場に開催された「東京アウトドアショー2025」には、キャンプグッズやアウトドアギアのほか、車中泊仕様の車両やキャンピングカーなども展示されていました。
キャンピングカーのベース車には、室スペースが広いバンや後部の架装がしやすいトラックなどの商用車が選ばれることが多いなか、異彩を放っていたのが、横浜市旭区のショップ「ROCKY2(ロッキーツー)」が展示していた「ステップワゴン MV(Mountain Village:マウンテンビレッジ)」です。

ホンダ「ステップワゴン」は1996年5月に初代モデルが登場。
今でこそミニバンの基本となっている前輪駆動レイアウトとスライドドアを備えた3列シートというパッケージを、実用的に落とし込んだパイオニアともいえる存在です。
現在は、2022年5月に登場した6代目モデルが現行型としてラインナップされています。
そんな6代目の現行ステップワゴンをベースとしたこのキャンピングカーモデルは、日常ユースではベース車の座席(1列目および2列目)をそのまま使う5人乗り仕様ですが、いざ就寝となれば、大人2人がゆったり眠れるクラス最大のベッドスペースが現れることが最大の特徴です。
ベッドサイズは長さ2100mm×最大幅1250mmと、ダブルベッド並みの余裕があります。
また後部のベッドの一部を格納すれば対面対座のダイニングスペースが現れるほか、リアタイヤハウス部にオープンラックやキャビネットも備えて使い勝手のよい仕上がりとなっています。
また床下には電装品やバッテリー、FFヒーターなど(一部はオプション)を収納できるようになっているため、スッキリとした室内空間となっているのもポイント。
ベース車としては、通常モデルの「AIR」と「スパーダ」の両方から選ぶことができ、パワートレインもハイブリッドモデルの「e:HEV」とガソリンモデルの両方から選ぶことができます。
自身の使用方法や使い勝手、そして好みで選ぶことができるのも嬉しいところ。
そして最新の乗用車であるステップワゴンがベースということで、運転支援システムの「Honda SENSING」も当然備わり、全車速対応のアダプティブクルーズコントロール(ACC)といった長距離ドライブで快適に運転できる装備が標準となるのも見逃せない部分でしょう。
キャンピングカーは目的地まで向かう道中のドライブも楽しみのひとつですが、淡々と走ることしかできない高速道路や渋滞中などはなかなかにツラいもの。
そういったシーンをクルマがアシストしてくれることで、疲労度は大きく異なってくるのです。
なお、当日会場に展示されていた車両はステップワゴン AIRをベースに前後のバンパーやサイド部分をブラックアウトし、オフロードタイヤを装着したSUV風スタイルにカスタマイズ。
スクエアなボディと相まって、オシャレなバンライフを思わせる仕上がりとなっていました。
そんなステップワゴンMVはAIR(ガソリン・2WD)ベースで462万1900円から購入することができ、豊富なオプションも設定。
そしてすでにステップワゴンにお乗りのユーザーのために、車両の持ち込み架装も受け付けているということなので、気になる方はショップに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。






























































