“6速MT搭載”のトヨタ「超すごい“AE86”」公開! 斬新「2人乗り仕様」&軽量ボディがイイ! エンジン音も再現の超静音モデル「AE86 BEV Concept」登場
2025年7月11日より開催された「群馬パーツショー2025」にて、2023年の「東京オートサロン」で話題となった「AE86 BEV Concept」実車展示されました。どのようなクルマなのでしょうか。
「超すごいAE86」が群馬パーツショーに登場!
2025年7月11日より開催された「群馬パーツショー2025」にて、2023年の「東京オートサロン」で話題となった「AE86 BEV Concept(以下、BEV86)」実車が展示されました。

BEV86のベースとなっているクルマは、トヨタが1983年に発売した「カローラレビン」です。
カローラレビンのボディサイズは全長4200mm×全幅1625mm×全高1335mmとコンパクトさ。これに940kgという軽量ボディと1.6リッター直列4気筒「4A-GEU」型DOHCエンジンを組み合わせます。
手軽な価格で手に入れられる高性能なFRスポーツカーとして、発売当時たくさんのファンに支持され、40年以上が経過した現在もなお根強い人気を集めています。
今回の展示車両の特徴について、担当者は以下のように話します。
「2023年の東京オートサロンで初公開しましたが、今は白ナンバーのわ・ナンバーがついて、レンタカーとして一般のお客様に乗って頂けるようになっています。
AE86の良さや乗り味をそのまま残して電気自動車にしています」
BEV86ではレクサスで培った電気自動車ノウハウを活かしつつ、AE86本来の車両重量の軽さやマニュアルトランスミッション、前後重量バランスを維持して開発されました。
また、ガソリン車に乗っているかのようなサウンドシステムなどが備わっています。
パワーユニットは北米向けのピックアップトラック「タンドラ ハイブリッド」のモーター。これにレクサス「NX450h+」のリチウムイオンバッテリーを組み合わせています。
さらに、トランスミッションは「GR86」用の6速MTを組み合わせています。
MTは疑似制御ではなく実際のトランスミッションとして組み込まれているため、クラッチ操作が必要です。
最大出力は129馬力で、最大トルク150Nm。これはもともと搭載されていた4A-Gと同等で、車両重量もBEVとしては非常に軽量な1070kgを実現しました。航続距離は90km前後です。
乗車定員は、リアシート位置にバッテリーを積載する関係で2名となっています。
そんなBEV86は、レンタカーとして一般の方でも乗れるようにされています。BEV86レンタカーのプロジェクトについて、担当者は以下のように話します。
「元々レンタカーにした経緯は、2023年の東京オートサロンで発表した際に、お客さまから『ぜひ乗ってみたい』『どんな乗り味なの』という声をたくさんいただいたので、ぜひお客さまに乗っていただく機会を作ろうとなったのがきっかけです。
実際にレンタカーとして始めたのは去年2024年くらいからで、初めは愛知県豊田市を拠点に、同じく去年の秋ごろには東京を拠点に置いて3か月単位くらいでレンタカーイベントをやっています。今後も開催する方向です」
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また反響については、担当者は以下のように話します。
「すでに知っているお客様からは、『実車を見れて良かった』『初めて見るお客さまだと電気自動車なのにマニュアルで走るんですか!』など大変興味を持っていただいてます。
今回のイベントだとクルマ好きの方が多くて、その中で古いクルマを乗っている方からは、こういう選択肢があると嬉しいという声をいただいています」
イベント当日はBEV86も含め、会場全体がたくさんのユーザーで賑わっていました。
Writer: シープロダクション
自動車を中心とした記事制作を手がけている制作ユニット。わかりやすく読みやすい構成を意識し、新車情報やカーライフに役立つ知識まで幅広く発信している。クルマ好きはもちろん、ライトユーザーでも楽しめるコンテンツを心がけている。























































































