2025年6月24日、日産のカナダ法人はフルサイズSUVの2026年型「アルマダ」の中でも、圧倒的な性能を誇るハイパフォーマンスモデル、「アルマダNISMO」を初披露しました。

　アルマダは北米市場向けに設計された日産のフラッグシップSUVで、3列シートと「ボディ・オン・フレーム構造」を特徴としています。

　初代アルマダは、米国製ピックアップ「タイタン」ベースのSUVとして2003年に登場。

　2代目は世界的に名高いオフローダー「パトロール（日本ではかつて“サファリ”）」のプラットフォームへ移行し、存在感を一層高めました。

　現行の3代目モデルでは、従来のV型8気筒エンジンを廃し、最新の3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載しています。

　今回発表されたアルマダNISMOは、この最新プラットフォームをベースに、日産モータースポーツ部門「NISMO」が40年以上培ったノウハウを融合した最強仕様です。

　新開発の3.5リッターV型6気筒ツインターボは、高オクタン燃料使用時に最高出力460PSを発揮し、上位グレードよりも35PSアップ。

　専用エキゾーストと合わせ、さらなるパフォーマンス向上が図られています。

　足回りには、専用チューニングを施した電動パワーステアリングと電子制御エアサスペンションを搭載し、ダイレクトかつ精密なハンドリングを実現。

　さらに専用鍛造ホイールと高性能タイヤで、力強いトラクションと応答性を確保しています。

　外観はNISMO専用のフロント／リアバンパー、グリル、サイドステップ、リアスポイラーによって精悍な印象に。

　フェンダーフレアと赤いキャリパーがスポーティな存在感を強調し、「ステルスグレー」の専用ボディカラーも設定されました。

　内装は赤ステッチ入りのキルティングレザーシート、NISMOロゴ、調整式ボルスター付きフロントシート、アルミペダルを装備し、高揚感を演出しています。

　アルマダNISMOは、オフロード志向の「PRO-4X」、ラグジュアリーモデル「プラチナリザーブ」と肩を並べる新たな選択肢として投入される予定です。

　アルマダNISMOに関してSNSを中心に多くの反響の声が寄せられています。

「大柄なSUVがここまで走りを意識するのは珍しい」「信じられないほど大胆なキャラクター」という走行性能やエクステリアを賛美するコメントが多く見られ、話題性と注目度の高さが伺えます。

　さらに、「GT-R由来のツインターボV6搭載は素晴らしい。460馬力のこのサイズのクルマはすごく楽しいだろう」「パワー、エアロ、シート、足回りすべてが進化し、日本製SUVの“ゴジラ”になった」など、本格的な走行性能やエモーショナルな満足感に注目する意見が多く寄せられています。

　アルマダNISMOの価格と発売時期は、2025年夏後半の発表が予定されています。