レクサス新型「スゴいSUV」発表! 400馬力の高性能モデルあり! まるでMTな新システム&世界初採用の「操縦かんハンドル」が画期的!「RZ」ドイツ仕様とは!
レクサスのSUVタイプのBEV「RZ」の改良モデルがドイツで発表されました。どのようなモデルへと進化するのでしょうか。
MTみたいな新システム&斬新すぎる“操縦かんハンドル”初採用!
レクサスのドイツ部門は2025年7月9日、SUVタイプのバッテリーEV(BEV)「RZ」の改良モデルを発表しました。

RZは、ブランド初のBEV専用モデルとして2022年に世界初公開され、日本では2023年に販売を開始。「e-TNGAプラットフォーム」を採用し、ボディサイズは、全長4805mm×全幅1895mm×全高1635mm。BEVならではの広い室内空間と低重心がもたらす優れた走行性能を両立しています。
今回のアップデートでは、パワー、走行性能、航続距離が改善されました。
なかでも注目されるのは、市販車として世界初採用となる「ステアバイワイヤ」と、ヨーク(操縦かん)型の斬新なステアリングで、「Fスポーツ」に標準装備、「ラグジュアリー」にオプション設定されます。
このシステムは、ハンドルとタイヤの間の機械的な接続をなくし、ドライバーの操作を電気信号で伝達。これにより、路面からの不要な振動を遮断しつつ、運転に必要な情報だけを的確にフィードバックします。
ハンドルの回転角も約200度と小さく、右左折時などにハンドルを持ち替える手間がほぼ不要になり、直感的な操作感を実現しました。
さらに、最上級パフォーマンスモデル「RZ 550e Fスポーツ」には、新技術「レクサス・インタラクティブ・マニュアルドライブ」が初搭載されます。
これは、パドルシフトを使って仮想の8速オートマチックトランスミッションを操作できる機能。シフトチェンジに伴うG(加速度)の変化やサウンドの演出により、BEVでありながらMT車のような運転の楽しさを味わうことができるといいます。
最新RZは電動パワートレインが刷新され、新開発のバッテリーは容量を77kWhに拡大。同時に、モーターとインバーター、ギアを一体化した「eAxle」のエネルギー損失を大幅に低減したことで、航続距離はモデルによっては最大568kmの走行が可能になりました。
日常の利便性も大きく向上。新しい「バッテリープレコンディショニング機能」により、低温時の充電性能がアップしました。これにより、充電開始前にバッテリーを適切な温度に調整することができ、その結果、マイナス10度での10%から80%への充電時間が、約55分から30分に短縮されます。
また、ナビで充電ステーションを目的地に設定すると、到着前にバッテリーを最適な温度に温めることも可能となりました。
走行性能の面では、四輪駆動制御「DIRECT4」がさらに進化。発進時やコーナリング時など、走行シーンに応じて前後の駆動力を0:100から80:20まで精密に制御し、車体の揺れを抑えたダイレクトな加速感と、意のままのコーナリングを実現します。
また、レーザー溶接技術などを駆使してボディ剛性を高め、サスペンションを最適化することで、安定性と快適性を高いレベルで両立させました。
室内空間は、レクサスの“おもてなしの心”を表現。徹底した遮音・吸音対策により、BEVならではの静粛性をさらに高め、静かで快適な移動空間となっています。
内装には、植物由来の素材を30%使用した「ウルトラスエード」をレーザーカットで繊細に加工したドアトリムを採用するなど、上質さとサステナビリティを両立。
高性能モデルのRZ 550e Fスポーツでは専用の内外装デザインが採用され、空力性能を追求したバンパーやスポイラー、ブルーのブレーキキャリパーなどが、ダイナミックな走りを予感させる仕様としました。
利便性の面では、ナビゲーションシステムに「EVルートプランニング」機能を追加。バッテリー残量を考慮し、必要な充電スポットを経由地に含めた最適なルートを自動で提案し、長距離移動の際の充電に関する不安を解消します。
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ドイツ市場でのRZのパワーユニット・駆動方式のラインナップはFWDで最高出力 224hpのRZ 350e、AWDで380hpのRZ 500e、AWDで408hpのRZ 550e Fスポーツが設定され、「ラグジュアリー」や「コンフォート」といったグレードと組み合わされます。
発売時期や価格などは後日明らかにされる予定です。
Writer: くるまのニュース編集部
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