トヨタ新「“めちゃ小さい”SUV」登場! 斬新フェイス×パワフルユニット採用! 走りがスゴい「GRスポーツ」初設定の「アイゴX」欧州モデルに注目!
トヨタは欧州で「アイゴX」というコンパクトクロスオーバーSUVを展開しています。2025年6月に最新モデルが発表されたのですが、どのようなクルマなのでしょうか。
トヨタ新「“めちゃ小さい”SUV」登場!
日本メーカーのクルマではあるものの、北米や欧州、アジア圏のみで販売されているという「海外専売モデル」が存在します。
なかには、「日本でも販売してほしい」という声が挙がっている人気モデルもあり、例えばトヨタが欧州で販売する「アイゴX」は、国内販売を期待するユーザーが多い一台です。

アイゴXはトヨタ(正式にはトヨタ傘下の「トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・チェコ」)が製造・販売する欧州市場専売のコンパクトクロスオーバーSUVです。
初代モデルは2005年に「アイゴ」というネーミングで登場。トヨタのコンパクトモデル向けプラットフォームを用いたハッチタイプのモデルで、コンパクトなだけでなく、リッターモデルでありながらも車両重量880kgと非常に軽いのが特徴。
そのため、優れた運動性能と燃費性能を兼ね備えたモデルとして高く評価されました。
2014年には2代目アイゴが発売されます。
初代よりも全長が若干(50mm)長くなっているものの、車重は855kgと軽量化に成功。さらに搭載するエンジンは初代と同じ1リッター自然吸気の「1KR-FE型」ですが、初代の68馬力から69馬力とパワーアップも果たしており、初代の魅力はそのままに正常進化を果たしました。
2代目アイゴは2022年に販売終了となりますが、入れ替わる形で3代目がデビュー。その際にアイゴからアイゴXへと名称も変更され、クロスオーバーSUVへと進化しました。
アイゴXは初代、2代目とは異なり、「ヤリス」や「アクア」などに用いられているGA-Bプラットフォームを採用しています。
ボディサイズは全長3700mm×全幅1740mm×全高1525mmと2代目より若干アップ。しかし、欧州の都市部にありがちな入り組んだ場所でもすいすい走ることができるコンパクトなサイズであることは変わりありません。
パワーユニットは2代目と同じ1リッター直列3気筒エンジンを搭載。これに5速MT、またはCVTを組み合わせる形です。
一方、車重は965kgと2代目より増加していますが、それでもリッターカーとしては軽く、最高出力72馬力のエンジンでも十分に力強い走りを生み出すことが可能です。
アイゴXは2022年の発売以降、欧州市場で28万台以上を販売しており、現地では非常に人気の高いモデル。そんな中、2025年6月3日には、マイナーチェンジモデルが発表されました。
注目の新モデルは、前オーバーハングが延長され、全長は3780mmへと拡大されたものの、ホイールベースは2430mmを維持。エクステリアも刷新されたのですが、特に変わったのがフロントのデザインです。
ヘッドライトやボンネットの意匠を変更しており、従来のスタイリッシュさはそのままに、斬新かつSUVらしいダイナミックさも感じられるデザインになっています。
インテリアも、新採用の7インチデジタルコンビメーターを搭載するなど、「先進性」を感じるものへと進化。
また、初めて「ハイブリッドモデル」がラインナップされたのも、最新アイゴXで注目のポイントです。
これまでは1リッターエンジンを搭載していましたが、新型では現行ヤリスなどに搭載されている1.5リッターハイブリッドパワートレーンを採用。最高出力は110馬力で、ハイブリッドならではの鋭い加速力と安定した走行をもたらします。
他にも、トヨタ車でおなじみのスポーティな特別グレード「GRスポーツ」が導入されることが発表され、同グレードならではの専用チューニングが実施されるほか、専用の「マスタード×ブラック」の2トーンカラーも用意される予定です。
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新型アイゴXが話題になっていますが、これまでのモデルと同様に販売は欧州のみ。
日本での発売を期待する声も挙がっていますが、この先、どのような展開が待っているのか注目です。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。






































